◎関西講演(場所:羽曳野市)2020/8/1(土)13;00〜15:30 誇りある日本の歴史と日中問題の根底にあるものについてのお話しです。
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新刊が出ましたので、そのご紹介と、これにあわせて2冊のおもしろい本をご紹介します。
1 [復刻版]初等科国語 [高学年版]この本は、解説を書かせていただきました。
その一部です。
「日本人自身が
しっかりとした日本人としての自覚と誇り、
道徳的価値観と日本的な愛の心を持つことで、
外国人が三分の一あっても、日本が微動だにしない、
むしろ素晴らしい文化香る国が築けたという歴史を、
私たちは過去の実例として持っています。
その自覚と誇りと、
道徳的価値観に基づく愛の心を取り戻すために、
いまこそ、私たちは戦前戦中に
実際に用いられていた国語教科書を
あらためて学びなおす意味があるのだと思います」
クリックいただくと、Amazonの頁に、この本の内容紹介もありますのでご参照ください。2 [復刻版]初等科国語 [中学年版] 解説 葛城奈海葛城さんの解説の一部です。
「日本人としてふまえておきたい大切なこと」の多くは、
戦後教育では意図的に消し去られただけに、
現代人は、本書を通じて明らかになるその内容に驚くであろう。
内容を大まかにテーマ別に分けると、
神話、偉人伝、神社、祝祭日、兵隊さん、
尚武の精神、親孝行、自然、生き物との関わり、
科学的思考といったところだろうか。
通底しているのは、優しさだ。
本書の根底には、一木一草にも神が宿るという
日本的な自然観がある。
それは、他者への思いやりに繋がり、
その他者は自然ばかりか無機物にも及ぶ。
概観して思うのは、
このような教科書で学んだからこそ、
戦中の日本人に日本精神が培われたのだということだ。
クリックいただくと、Amazonの頁に、この本の内容紹介もありますのでご参照ください。3 国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦本文の一部をご紹介します。
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感染症、いわゆる伝染病が流行るとき、最も恐れなければいけないのが、インフォデミックと言われるデマ、流言の氾濫だ。
善意であれ、悪意であれ、不確かな情報が広がることで、市民の恐怖が増大し、パニックが起こってしまうからだ。
何がリスクで、何が安全なのかという確かな情報が欠けていると、民衆は不安や妄想、憶測を口にしてしまう。
ことは感染症に限らない。
戦争でも、あるいは災害や事故でも同様だ。
日本が東日本大震災に見舞われたとき、メディアやインターネット上でも現実の世界でも、不確かな情報や憶測が飛び交ったのを思い出してほしい。
新型コロナウイルス感染症の蔓延のさなかでは、台湾でも日本でも不確かな情報によってマスクやトイレットペーパーの買い占めが起きた。
いったん広がったデマは、社会に悪影響を及ぼすうえ、なかなか沈静化できない。
病院への駆け込み、市民同士のトラブルや差別などにも発展しかねないデマは感染症対策を根本から揺るがす存在でもある。
誤った情報によるパニックを抑える最大の方法は、市民がもっとも必要としている情報を政府が提供することだ。
そのため、台湾はリスクコミュニケーションを重視し、政府側の会見に力を入れるとともに積極的に情報共有化を図った。
頻繁に会見や演説を行うことで、国民や関係職員などを激励し、互いの関係性を深めて来た。
いくら政府が情報を発信しても、信頼がなければ国民はその情報を信用しない。
台湾政府の情報発信面での取り組みは、政府と国民との距離を縮めるだけでなく、メディアにも国民にも憶測の余地を与えず、デマの拡散を防ぐことにつながった。
日本のメディアの暴走を思い出せば、その重要性がわかるだろう。
もちろんそれによって、国民の不安が取り除かれたのは言うまでもない。
2020年1月2日、衛生福利部(厚生省)はフェイスブックでこんな告知を行った。
・・・武漢から台北松山空港に到着した華信航空(マンダリン航空)AE218便の機内で撮影されたものとして、「重装備の防護服を着た検疫官が飛行機に乗ってきた」
「機内に原因不明の肺炎患者が搭乗していたようだ」
と外国メディアに掲載されている情報はまったくの嘘であるので、拡散しないでください・・・。
台湾衛生福利部疾病管制署(台湾のCDC)が確認したところ、写真の防護服を着た検疫スタッフは台湾の検疫官ではなく、また飛行機もAE218便の画像ではないことが判明。
台湾CDCは国民に対し、
「このようなフェイク情報を信じないように、またこのような情報を拡散したり、リツイートしたりすると『伝染病防治法』及び『社会秩序維護法』で罰せられます」と警告している。
このように、台湾はデマ情報に厳しい罰則を設けている。
『伝染病防治法』63条では、デマを流し社会の安寧を乱したものは最高300万元(約1000万円)の罰金が科せられる。
また、『社会秩序維護法』の第63条第5項では、デマを流したものは、3日間の拘留、あるいは3万元(約10万8千円)以下の罰金を科せられるのである。
それでも台湾社会で、1月中旬ごろからデマ情報が広がり始めた。
例えば1月11日に「台湾ですでに武漢肺炎、新型コロナウイルスに感染した病院が見つかった」
「台湾でもすでに武漢肺炎で死んだ人がいるらしい」
というデマがSNSで流れたのである。
衛生福利部は、HP上の最新情報欄に、「真相説明」コーナーを設け、こうしたデマ情報をすぐに確認、真相を報告する体制を整えた。
さらに1月25日には、感染症関連情報および政策の発表は中央感染症指揮センターに一元化することが確認され、民衆及びマスコミなどがソース不明な情報を発信することを禁じた。
1月29日には中央感染症指揮センターが「疾管家(疾病から家を守りましょう)」というLINEグループを作り、感染症情報をわかりやすく発信し、デマや噂を防止するための具体的な発信を始めている。
この情報一元化戦略は功を奏して、4月の初めの時点で「疾管家」の登録者は210万人を超え、国民の9割以上、全世帯の22%が登録していることになった。
衛生福利部のLINEには、「疾管家」よりも多い300万人が登録している。
これは国民の13%、全世帯の34%が登録していることになる。
日本も4月に入ってLINEやフェイスブックを使って情報提供や注意喚起を行う取り組みをはじめたが、台湾では1月からこのような情報発信をはじめており、これらの情報発信ツールは、後々も大いに役立つことになった。
それでも完全には防ぎきれない物質の買い占めや、それによる価格のつり上げに対し、台湾政府は即座に対応した。
第一章でも登場した消費者保護官が各商店を巡回し、デマ拡散に関しても、台湾政府は「伝染病防治法」の修正案をすぐに公布施行している。
罰金を300万元(約1000万円)まで引きあげ、その注意通達を発表。
さらにその修正に応じない者を、「伝染病防治法」64条1で10万元以上100万元以下の罰金とする、とも警告している。
これらは中央感染症指揮センターの毎日の記者会見だけでなく、LINE、フェイスブックなどでも国民に対して直接発表され、メディアでも広く告知、報道された。
こうしたかなりの対策の網の目をくぐって起きたのが、2月上旬に突如発生した、トイレットペーパーの買い占め事件である。
トイレットペーパーの買い占めの原因はLINEグループでのデマ情報の発信だった。
「マスクの原材料不足のためにトイレットペーパーの生産が中国で止まっている」
「台湾でもトイレットペーパー不足がはじまる」
こうした情報がLINEで拡散されるとすぐに警察が動き、発信者である女性3名が容疑者として割り出された。
そのひとりは高雄市在住の60代のhyouという女性で、500人が参加するLINEグループに次のデマを流したことが高雄市消費者保護会で確認され、連行された。
「パートナーの皆さんにアドバイスです。
会社では紙類などの製品が足りなくなっています。
皆さん、今のうちから
トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパーなども
なくなる可能性があります。
これらはマスクの原料に回されます」
他の2名はその情報をフェイスブックに貼り付けて流言を拡散させた容疑で逮捕された。
うち1名は、トイレットペーパーの営業販売員であった。
彼らも高雄の40歳の陳、台南の33歳の陳と名字だけとはいえ、名前まで報道されている。
警察は、この3名は「社会秩序維護法」第63条の「流言散布、公共の安寧者に十分な影響を与えた罪」が適用され、3日以下の拘留または3万元(約11万円)以下の罰金に処されると発表した。
今回はトイレットペーパーという日用品が対象だったのでこれで済んだが、マスクなどの防疫物であった場合には、「伝染病防治法」と「社会秩序維護法」の両方が適用されることもあるという。
******
【主な内容】
序 章 台湾の対コロナ戦争
第1章 「マスク国家隊」のサプライチェーン構築
第2章 情報戦を制す「ガチンコ会見」
第3章 台湾に「素人大臣」がいない理由
第4章 中国もWHOも信用しない
第5章 武漢からの国民救出作戦
第6章 WHOとの戦い、中国との戦い
第7章 SARSの悲劇が生んだ「戦略計画」
第8章 なぜ日台の明暗は分かれたのか
第9章 ピンチをチャンスに、脱中国に
読んでいて、かつて日本だった台湾が、人口の3分の1をチャイナ人となり、かつそのチャイナ人たちに政財界を牛耳られながらも、なお、かつての日本統治時代の素晴らしい国政の形を残し、今回のコロナ問題にも迅速に立ち向かうことができた。
素晴らしいと思うと同時に、いまの日本の体たらくのなさけなさが、身にしみる思いでした。
そもそも国会にも行政にも、さらには司法にも、外国の工作員が大量に入り込み、まさに栲衾(たくぶすま)となって好き放題に、行政、立法、司法を蹂躙し、さらにこれが憲法上の三権だと歌いながら、実際にはいまの日本の政治権力はマスコミが牛耳っている。
しかもそのマスコミは、これまた特亜のスパイにいいように牛耳られている・・・。
それでも台湾の人たちは、日本以上に過酷な戦後を過ごしながらも、なお、日本的な意識や価値観を捨てずにいた、そのことが、今回のコロナ戦にもよく現れたのだといえます。
台湾にできて日本にできないなんてことはないはずです。
クリックいただくと、Amazonの頁に、この本の内容紹介もありますのでご参照ください。お読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
ニック(元祖)
ポンペオ国務長官は日本のネット右翼の発言をチェックしたり、参考にしたりしているのであろうか?
2020/07/30 URL 編集
松さん
大丈夫かな?
心配ですが読んでみます。
2020/07/29 URL 編集