世界の進運に遅れをとるな

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日本は、あらゆる意味で世界の最先端になければならない国です。
それは理系の最先端工学ばかりではありません。文系における理念や新事実の認知や、新しい学説の研究などが本来、盛んに行われなくてはならない。日本の大学が、世界ランキングで常にトップに立つくらいでなければ、日本が世界の学問や学説が世界のトップに立つことはないのです。
その国の経済や、その国の発展は、その国の教育レベルと比例します。
バカでは世界に通用しないのです。

20200922 世界の大学ランキング
画像出所=https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2021/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

その国の経済や、その国の発展は、その国の教育レベルと比例します。
バカでは世界に通用しないのです。
あたりまえのことです。

世界の大学ランキングというものがあります。
日本の大学は、戦前は世界のトップクラスの学問の府でしたが、いまではチャイナの清華大学や、北京大学、シンガポール国立大学にさえ抜かれ、東大がようやく36位。
京大になると、香港大学にも大きく水を空けられ、大学は香港中華大学や香港科学技術大学、ソウル大学、韓国科学技術大学、台湾大学、 成均館大学(韓国)、南京大学、香港市立大学、香港工科大学、浦項科学技術大学(韓国)、高麗大学(韓国)、サウジアラビアのアルファイサル大学、マカオ大学、北京師範大学にも抜かれて、ようやく理系の東京工科大学が、世界第300位代に登場します。

世界ランキングの東京工科大学のクラスには、米国のテンプル大学や、テキサス大学のダラス校、武漢大学などが位置していますが、日本の他の大学は、これら大学よりも、さらに低い水準しかないと、世界から見られているわけです。
まったくもってなさけない次第です。

江戸時代には、日本の教育水準は世界のトップレベルであったとされています。
だから日本は明治の大改革を成し遂げたし、世界の一流国家の仲間入りができるようになったのです。
いま、日本の大学が、世界の平均レベルにもはるかに満たないということは、日本は文部科学省という省庁を国の機関として持っていながら、そこで行われている教育が世界の進運に、はるかに追いついていないことを示します。

▼世界の大学ランキング
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2021/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats


円周率といえば、小学校時代なら3.14で計算するし、中学生くらいからは「π(パイ)」を用いて代数で計算するようになります。
円周率の計算は、建設現場等においてきわめて重要になることから、古いものでは紀元前17~19世紀の古代バビロニアの粘土板から、円周率として3.125が使われていたことが明らかになっています。

いまではコンピューターを駆使して、小数点以下10兆桁まで計算されるようになった円周率ですが、18世紀から19世紀にかけて、世界では円周率の答えを求めて大いに競争が行われました。

1595年には、ドイツのルドルフ・ファン・コーレンは、325億角形を用いることで、小数点以下第35位までの答えを出しました。
1699年には、フランスのエイブラハム・シャープが小数点以下第127位までの答えを出しました。
また1873年には、イギリスのウイリアム・シャンクスが小数点以下第527位までの答えを出しました。

日本では、1663年に播州赤穂藩の村松茂清が、小数点以下21桁まで算出し、以後、日本全国で円周率に3.14が用いられるようになりました。
この村松茂清の息子が村松秀直(村松喜兵衛)で、息子の村松三太夫とともに、赤穂浪士の討ち入りに参加しています。
赤穂藩は山鹿素行の皇室重視の皇国史観を藩の教育の軸にしたことでも知られますが、同時に和算の分野でも、たいへんに先進的な教育藩であったのです。
そしてそれだけの教育藩であったからこそ、赤穂浪士の討ち入りのような、世に先駆けた事件を起こしています。

赤穂浪士の討ち入りといえば、なにやら若殿様が爺さんにイジメられてキレて刃傷沙汰を起こして切腹させられたので、大石内蔵助以下家臣一同がその殿様の仇討ちをしたように言われています。
大間違いです。

簡単にキレて、我慢することができないような殿様であれば、主君押込(しゅくんおしこめ)といって、藩内で家臣たちが殿様を再教育するのが江戸時代の武家のしきたりです。
まして、キレてやってはならないことをしてしまうような殿様が、結果として切腹に至ったからといって、それで復讐をするなど、もってのほかだというのが、江戸時代の武士の常識です。

そうではなくて、赤穂藩は山鹿素行の皇室尊崇教育を徹底した藩であり、室町以来の天皇より将軍が上座というならわしが許せなかったから、藩主の浅野内匠頭は怒ったのだし、その主君の思いを何とか実現しようと、赤穂の浪士たちは頑張ったのです。
要するに赤穂藩の藩士たちの知的レベルが高かったからこそ、吉良邸討ち入りという事件は起こったし、そうした赤穂藩の忠臣たちの血筋の者を、全国の諸藩がこぞってその後に召し抱えようとしたのです。
このことが意味することは、赤穂藩に限らず、全国のどの藩も、きわめて高い教育レベルを持っていたということです。

ところが、こうした「教育をもって国の柱と為す」という考え方は、実は、王権絶対の支配、被支配の関係のなかでは、なかなか成立しにくいものです。
なぜなら教育は、常に先の学説からの発展があるからです。

どういうことかというと、ひとつの論というものは、その論が出た時点で、それは過去のものとなってしまうのです。
つまりそこが起点となって、さらにそこから深化することが求められる。

たとえば円周率なら、小数点以下第35位までの答えを誰かが導けば、まずはそれが正しいかどうか、様々な学者たちによって検証されます。
先に述たイギリスのウィリアム・シャンクスは、実は小数点以下第707位までの答えを出しています。
けれど、出たその途端、世界中の数学形によって、その計算結果が検証され、結果、正しいのは小数点以下第527位までであり、それ以降のシャンクスの計算は間違っていることが判明したのです。
そして世界の数学者たちは、さらに527桁以下の正しい答えを求めて、競争をすることになる。

かように、ひとつの説が、さまざまな人達によって検証され、さらにその説を元にして、そこから次のステップへと研究が深化していく、それが学問の世界です。
そしてこの深化は、もしかするとそれまでの研究成果の一切を否定することになるかもしれない。

国家は理念によって成立します。
しかし、学問は、ときにこの理念までをも、まるごとひっくり返してしまうことがあります。
ですから権力を第一とするウシハク国では、学問を権威にします。
つまり、一切の反論を許さない学会システムを築いてしまうのです。

たとえばシャンクスの小数点以下第707位までの答えを国王が認めれば、それが権威による裏付けとなります。
すると実際に正しかったのは527位まででしかなくて、それ以降は計算間違いでしたとなれば国王の権威に傷がつく。
こうなると、人々は間違っていると知りながら、間違いのままに生活しなければならなくなるわけです。
これは、人々にとっても学問にとっても不幸なことです。

つまり学問は、権威ではなく、分野に関わらず常に自由でなければならないということです。
そして学問の自由のあるところにこそ、学問は発展するし、また切磋琢磨が起こるわけです。

江戸時代の日本がおもしろいのは、学問を権威にしなかった、ということです。
学問は権威ではなく、どこまでも経世済民のためにある、というのが江戸時代の思想です。
権威や権力は、その学問を保護するためだけにある。
なぜ保護するのかといえば、それが「経世済民のため」になるからです。

戦後の、特に文系における大学の間違いがここにあります。
政府は大学に補助金を出して学会を保護してますが、その学会は権力機構になっています。
そして学会の権威を護るために、あらゆる異説・新説は無視されます。
その典型が、戦後の学会を構成する自虐史観です。
こうなると自浄作用は働かないし、学問の進歩も深化もなくなります。

日本は、あらゆる意味で世界の最先端になければならない国です。
それは理系の最先端工学ばかりではありません。
文系における理念や新事実の認知や、新しい学説の研究などが本来、盛んに行われなくてはならない。
日本の大学が、世界ランキングで常にトップに立つくらいでなければ、日本が世界の学問や学説が世界のトップに立つことはないのです。

その国の経済や、その国の発展は、その国の教育レベルと比例します。
バカでは世界に通用しないのです。


お読みいただき、ありがとうございました。
歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行でした。


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コメント

卒業生

大学の名前が違います。
Tokyo Institute of Technology は、東京工業大学です。マサチューセッツ工科大学MITの姉妹校になっていたと思います。

にっぽんじん

本人確認
銀行口座開設の本人確認に車の免許証が使われている。
免許証は確定申告の本人確認にも使わていて「オールマイティー」証明書になっている。

アメリカでは中国からの大量の偽造免許証が摘発されている。
目的は分からないが、大統領選挙に悪用されるのではないかと疑われている。
日本に送られている可能性はゼロではない。

銀行の本人確認に使い、他人の口座から不正に引き出すことに使われるかも知れない。
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免許証の本人確認は中止し、マイナンバーカードのみにすべきではないか。
そうすればマイナンバーカード普及率は改善される。

銀行の不正引き出し防止の手段として、引出があれば、口座持ち主の携帯に自動的に通知するシステムを導入すれば安全になるかも知れない。

KI

ではそんなレベルの低い日本の大学へ外人がわんさか留学しに来るのか?
これを解くのが鍵。一説では(1)諸外国の一流学生は欧米の超一流大学へ留学し、三流学生だけが我が国の大学へ留学するという。(2)あるいは、留学する学生の質が低い割には日本政府から得られる奨学金の待遇が良い。(3)あるいは、単に日本の税金で遊べるから、留学は表向きの名目上のこと。(4)単に留学生は日本へ入国する手段にすぎず、あとはすぐに移民者として高収入の仕事を得るため。いずれにせよ、我が国の国公立大学の大学院は外人の方が主流になった。その一方で、昔のオーバードクター問題時代からの職の問題が、大学院拡充時代に変わりポスドク問題時代へ突入し、さらには奨学金が有償化し、借金になることになり、大学院への進学は敬遠され、さらにそれにゆとり世代の時代になり、さらに少子高齢化が拍車をかけた。外人留学生は日本語習得し余暇を愉しめば満足だから、金をかせがず、論文を生み出さず、遊んでいるだけ、時間をつぶすだけで博士の称号が得られる。逆に、外人に頼る日本人教授陣は教育のやる気を失い、ますますレベル低下している。論文を書くことよりTV出演し、タレントと遊ぶほうが楽しみになる。すべてが裏目に出ている状態と言えるだろう。日本人の人口減分の穴埋めを外人で行えば行うほどレベル低下が起こる。その結果、東大京大とどんどんレベル低下したわけだ。だから、本当はこの逆を行い。大学院は日本人だけの少数精鋭の英才教育を行い、外国人には欧米へ行ってもらう。日本で金払っても我が国で過ごしてもらうより欧米で過ごしてもらったほうが特である。外人は戦力にならない。なれば問題ないが、研究上は時間の無駄である。いずれにせよ、実際に大学院で研究史た経験のある日本人がほとんど政治家にいないわけだから、机上の空論的な政策しか作れない。まさに医療やバイオの知識がまったくないおバカ政治家どもが新型コロナの性質をことごとく理解せずに思いつきの素人考えの施策しか出せないのと同じである。単なる恐怖心だけでものを見るのは間違いだ。

松さん

大学を出ても三年ただのひと?
ランキングの採点基準は?
NETで『THE…』の評価項目を覗いてみました。

分かりやすいようですが、それほど科学的でも無く、有利や不利が発生するだろうと感じました。
(人気投票的な側面もありますね)

何でも「グローバル」が叫ばれるようになって久しいです。
高等教育の分野も同じです。
しかし「世界大学ランキング」は、各国の全ての教育機関が網羅されてる訳では無いですね。

例えば、大学院大学や単科大学など、研究分野が専門的に特化してる大学や学部は除外されてる?
上位が米英ばかりなのは何故?
何か変だな~と思います。

論文の数が少ない?
数より内容だと思います。
それに、何でも英語に変換できる母語の国ばかりではありません。

法学部に外国人教師が少ないから評価が低い?
それで評価が低いとしたら、何をか言わんや!です。
自国の法を学び研究する訳ですから当たり前の話だと思います。
(我国の大学は不利?)

色々と言い分はあります。
しかし、大学ランキングにも、それなりの役割がありそうです。
否定はしません。

勉強したいことがある。
研究したいことがある。
学生や研究者は、その願いが叶いそうな、テクノロジーや資金援助が潤沢な環境を選びたいでしょう。
勉強と研究の目的が「社会貢献」であれば当然のことです。

でも、高学歴者を育む為の金銭的国家支援が、各学の収益UPや単なるランキングUPの人集め目当てになってはならないと思います。

『大学を出ても三年ただのひと』
そんな風に言われないように、現役学生諸君自身も健闘願います。
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
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出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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