今日は真珠湾攻撃があった日



現在起きている米中の情況についても同じです。
英仏独の軍隊もインド方面に展開を開始しています。
日本には米軍基地があります。米中が戦争に突入した場合、日本が中立でいることはできません。
日本は台中線線の最前線基地になります。
それが何を意味しているのか、ただ感情的に反発しても何の解決にもなりません。
「本質を考え、本質を見抜く思考」こそが、これからの日本を築く土台になるのだと思います。

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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

79年前の今日、真珠湾攻撃が行われました。
戦後書かれた日米の戦争に関する記述は、内外を問わず、ほとんどが真珠湾事件から先の大戦が始まったとしています。
加えて多くの日本人が、
「第二次世界大戦が日本の真珠湾攻撃から始まった」と思っておいでの方も多いようで、これはすこし驚きでした。
第二次世界大戦は昭和14年9月1日のドイツ軍によるポーランド侵攻が始まりです。
真珠湾攻撃をはじめとした日本の第二次世界大戦参戦は、それから2年3ヶ月も経ったあとの昭和16年12月8日です。
日本は戦争を始めたドイツと同盟関係にありましたが、当初は参戦さえもしていなかったのです。
どれだけ日本が戦争を回避しようとしていたかがわかろうというものです。

ところがそんな日本に対し、ABCD包囲網を始めとして、戦争を始めるようにとの国際圧力がかかりました。
結果、日本は産業や軍事に欠かせない石油の禁輸措置にあい、やむなく開戦に打って出たわけです。
理由は、インドネシアの油田です。

この当時、インドネシアはいまのような独立国ではなく、オランダ領でした。
そのオランダは、第二次世界大戦勃発後にドイツに占領されて、国を失いました。
つまり当時にあって、オランダ領インドネシアは、すでにオランダが無くなって、実質的にドイツ領になっていたわけです。
ところがそのインドネシアに、オランダ軍がそのまま駐留していました。

日本はドイツとの同盟国でしたから、ドイツと連携をとって、インドネシアにいる旧オランダ軍を叩き、そこにある油田を日本の管轄下に置いたわけです。
これが、第二次世界大戦への日本の参戦理由の最大のものです。

そしてこのインドネシアの油田と、そこから算出される石油の安全な輸送のために、オランダと同盟関係にあった英国だったマレー半島、フランス領だった(当時インドシナ)と呼ばれたベトナムやラオスのあたり一帯、そして石油の輸送にあたってのシーレーンの確保に必要な米国領フィリピン等へも、同時に兵を進め、これを短期間のうちに叩いて、日本の石油確保と、油田および石油輸送の安全の確保を図ったわけです。

ところろがそうした中にあって、不思議なことに真珠湾攻撃に関しては、意図が不明です。
そしてさらに不思議なことには、戦後、日本国内では、戦前戦中の軍の行動を讃えることはGHQの政策によって厳禁とされてきながら、なぜか日本の真珠湾攻撃だけは、日本の緒戦の大勝利として、盛んに宣伝され、なんと映画まで作られたりしました。

もちろん、フィリピンにいる米軍を叩けば、米国はフィリピン奪還のために太平洋艦隊を動かすであろうことは予期できましたし、そのためにハワイにある米国太平洋艦隊を開戦と同時に叩くことは、いっけんすると理にかなっているようにも見えます。

しかし、それならばなぜ、真珠湾攻撃に成功したときに、日本軍が真珠湾を占領し、ハワイ全土を米国支配から解放しなかったのかという疑問が残ります。

いまではハワイは米国領となっていますが、この当時のハワイは、米国は「準州」としていただけで、米国の一部としていたわけではありません。
「準州」というのは、「自治的未編入領域」のことで、これはいまでもグアム島やプエルトリコ、 アメリカ領ヴァージン諸島、北マリアナ諸島、アメリカ領サモアなどが同じ扱いです。
そしてハワイが正式に米国領となったのは、戦争が終わって14年も経った昭和34年のことです。

したがって真珠湾の米海軍基地を攻撃し、成功したのなら、本来であれば日本はハワイを併合し、ここに軍を駐屯させ、米海軍の太平洋進出を、ここで食い止める必要があったはずなのです。
けれど、それをしていない。
真珠湾基地を攻撃し、成功した日本海軍は、そのまま黙って艦隊を引き上げています。これまた不思議な行動です。

実際、日本はフィリピンについては、米軍を破ったあと、ここに日本軍を駐屯させています。
本来であれば、敵の軍や基地を破れば、そこに自軍の基地を作って、敵の襲来に備えるのは、軍として当然の行動なのです。
けれど日本は、真珠湾およびハワイの占領をしていない。

このことについて、なぜだったのかについては、戦後、様々な説が囁かれています。
どのような説があるのかについては、ご自身でお調べいただくことをおすすめします。
私なりの意見もありますが、ここではそれは差し控えます。

ただ、結果として、日本が真珠湾を攻撃し、かつ占領しなかったことによって、誰が得をしたのか、それが誰にとって有利となったのかは、容易に知ることができます。

歴史は、「誰がいかなる歴史を語ろうと、その時代に必要とされていた事柄を反映したものに過ぎない。」というのが、イタリアの哲学者、ユリウス・エヴォラの言葉です。
そして現在、米国においては、そして日本もまた「真珠湾攻撃は日本の(軍部の暴走による)卑劣なだまし討ちであった」とされています。

このことは裏返しにいえば、「真珠湾攻撃が日本の卑劣なだまし討ちであった」と規程することを必要とする人たちがいて、いまなお、そういう人たちが存在している、ということです。

陰謀論を申し上げているのではありません。
歴史を考えるときには、そうしたバイアスを見極めながら、歴史の事実を振り返ることが、現代を生き抜く智慧につながるということを申し上げています。

では、それは誰であり、どういう人たちにとっての利益になっていたのでしょうか。

このことは、ここでは申し上げません。
どうかみなさんで、お考えいただきたいと思います。

現在起きている米中の情況についても同じです。
英仏独の軍隊もインド方面に展開を開始しています。
日本には米軍基地があります。米中が戦争に突入した場合、日本が中立でいることはできません。
日本は対中戦線の最前線基地になります。
それが何を意味しているのか、ただ感情的に反発しても何の解決にもなりません。

「本質を考え、本質を見抜く思考」こそが、これからの日本を築く土台になるのだと思います。


お読みいただき、ありがとうございました。
歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行でした。


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コメント

松さん

必死という言葉
あの時代、前線も銃後も本物の「死線」を掻い潜って凄まじい努力をしていました。
大義名分は「日本の為」だったかも知れませんが、殆どの兵も人民も、家族や親族を守る為に「必死」で頑張ったと思います。
生きるか死ぬか
必死という言葉
何かチョッとしたことがあると、私も口にしますが、現代人の「頑張る」などとは意味が違います。
戦中戦後の多くの先人は、必死で我国の土台を築きました。
心から感謝し哀悼の意を表します。
合掌
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
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