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1 数多久遠著『機巧のテロリスト』 2 頭山満著『幕末三舟伝』 3 伊勢雅臣著『学校が教えない本当の日本史』 4 早川裕著『絵本はもっと面白くなる』 5 市野道明著『いま、日本の危機に問う』 6 エリコ・ロウ著『太古から今に伝わる 不滅の教え108』 |

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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
12月の書籍案内です。
読んでみて、面白かった本などをご紹介しています。
今月は6冊です。
1 数多久遠著『機巧のテロリスト』
著者の数多久遠さんは、元・航空自衛隊で、小説は在職中から書いておられたのだそうです。
その後、国防をテーマにした小説を次々と出版されていて、どの本もたいへんおもしろく、個人的に大ファンです。
この『機巧のテロリスト』は、12月10日に発売されたばかりで、もし北朝鮮がSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を装備したなら・・・というテーマで書かれた、手に汗握るミステリー小説です。
ちなみにアマゾンで「機巧のテロリスト」と検索してもこの本が出てきません。
著者名から検索して、ようやく本にたどり着きますが、アマゾン的には都合が悪い本なのかもしれませんね。
2 頭山満著『幕末三舟伝』
前から読んでみたいと思っていたところ、偶々入手することができ、大喜びで読破しました。
書かれているのは勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の三人で、幕府側だった人たちです。
破れた側であったとはいえ、彼らの志と行動は、自分が生きる上での目標になります。
さすがは頭山翁です。
3 伊勢雅臣著『学校が教えない本当の日本史』
日本史を題材にした本は数ありますが、この本は戦後日本の歴史学会が行ってきた「辺境民族征服史観、キリシタン迫害史観、階級搾取史観、沖縄差別少数民族史観」にスポットライトを当てて、ほんとうにそれらの歴史認識が正しいものといえるものであったのかを検証するという、たいへん斬新な取り組みの本です。
ただし、この本の切り口は、これまでの歴史認識に対抗するとか対立する、あるいは闘争を仕掛けるというものではなくて、これまでの諸説にある歴史認識に、具体的な根拠を示して反証するという構成になっていて、とても好感の持てる内容になっています。
4 早川裕著『絵本はもっと面白くなる』
これは読んでよかった本です。
《以下抜粋》・・・私には一切違いの娘が2人おり、家内は毎晩寝る前に絵本の読み聞かせを2人に欠かしませんでした。すると次女は小さい頃からよく本を読むようになりましたが、長女の方は子どもの頃は本好きとは言えませんでした。しかし社会人になってから本をよく読んでいるのは長女の方です。私は何も子ども時代に本好きにならなくても良いと思っています。「本という物の中には素敵な世界や役に立つ情報が詰まっている」という事さえ知っていれば十分なのだと思います。《本文49ページ》
5 市野道明著『いま、日本の危機に問う』
現在の日本が持つ危機および、我々がたいせつにしなければならないことをコンパクトにまとめた本といえます。
シラス、ウシハクのことも書かれています。
6 エリコ・ロウ著『太古から今に伝わる 不滅の教え108』
世界中の民族や地域から集めた珠玉の言葉を108紹介した本です。
とてもあたたかな気持ちになります。
ちなみにこの本の中に「庭の日差しは移ろっても太陽が心から去ることはない」という言葉が紹介されていたのですが、これは古代シュメールの格言なのだそうです。
そういえばシュメールの最高神は「アヌ」で、その子で地上に降りた者たち(アヌの子たち)が「アヌンナキ」です。
「アヌンナキ」というのは、「アヌーの子」という意味で、ここでは「ナキ」が「アヌの子」を意味します。
なにやらイザナキと共通しているかのようでいて興味深いですね。
お読みいただき、ありがとうございました。
歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行でした。
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コメント
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日本の郷土の偉人が全国津々浦々に記されて、手頃な価格の本はありますか?
昔は学校の図書館とかにあったような気がするのですが、公民館にもない。
いえ、たとえあったとしても自虐史観に汚されてるかもしれない、ねず先生の推薦が必要です。
中山久蔵のように、北海道で初めて稲作を成功させた方、
だいぶ前、ねず先生のお話で、自分の切腹と引き換えに神社の境内にどうしても仕方なく田畑の用水路を引いた、三重県の武士の方など、
郷土の偉人を知らずして、日本を知る事はできないだろうと思う今日この頃です。
よろしくお願い申し上げます。
以上
2020/12/25 URL 編集