日本的価値観では、暴れる悪神も、善なる神様のうちです。 日本は、神話の昔から、人々にとっての「よろこびあふれる楽しい国」を目指してきた国です。 そして日本が、このことを思い出す時、それは世界に再び光をもたらすおおいなる力となるに違いありません。 |

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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
有名な小噺ですが、
「タイガー・ウッズが帽子をかぶって得るスポンサー料は、
一日当たり5万5000ドル。
その帽子を作る工場労働者の年収の38年分」
という話があります。
同様に、
世界で3人に1人は戦時下に暮らし、
世界の人口の70%以上は電話を使ったことがなく、
世界の5人に1人は1日100円未満で生活しています。
だから、グローバル化を言う人達に聞きたいのです。
「世界は豊かになったのですか?」と。
世界標準というのなら、世界の家計の年間所得は、日本円で60万円未満です。
日本人は、グローバル化によって、日本人の平均世帯所得を、年間同額にしたいのでしょうか。
いくら言葉を飾ろうが、金(Money)を価値観の中心に起き、グローバル化を推進するということは、実はそういうことです。
いま、世界有数のお金持ちたちが、世界を支配し、富を寡占しようとして様々な仕掛けを展開していると言われています。
日本もまたそのなかの一環にあり、たとえば一万円札の顔が渋沢栄一になり、NHKの大河ドラマもまた渋沢栄一なのは、明治の渋沢、平成令和の竹中○○というゴマすりが裏にあるという人もいます。
なるほど今年の干支と同じ辛丑六白だった180年前は、天保の改革で、御目見以上の旗本68人、御目見以下の御家人894人が放逐、更迭、登城禁止、家屋敷没収されるという、とんでもないことが起きました。
放逐の理由は「贅沢をしていた」というものですが、ではどのような贅沢をしたのかというと、たまたま茶店の軒先で団子を食べていた、蕎麦屋で蕎麦に天ぷらを付けて注文していた等々です。
そんなつまらないことが通報されて、家屋敷が没収になる。
そこでこの時代に武士たちの間に流行ったのが、顔をすっぽりおおう編笠です。
この改革を推し進めた水野忠邦は質実剛健を歌う立派な老中でしたが、彼が老中になるためには、実弟の跡部良弼(あとべ よしすけ)は、兄に代わって賄賂政治を推し進めています。
要するに何事も、本音と建前がある、ということです。
天保の改革は、鎖国当時の日本にあっての、いわばグ○ートリ○ットでした。
そしてこの改革の結果、幕府の武士たちは、とにもかくにもおとなしく目立たないようにする他なくなり、幕末に外様大名の武士たちに押される一方になったりしています。
また、日本全体としては、武士が力を失い、代わって農民たちが高い教養を身に付け、次の時代の主役になっていきます。
いまおこなわれているグ○ートリ○ットも、強引に世界を変化させ、いわば世界帝国を築こうとするものです。
そしてそのなかにあって、確実に高い地位を占めようとしている国や人がいます。
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彼らの目論見は、明らかな嘘に固められていながら、いままさに進行中です。
おそらく、九分九厘、それは成功していくことでしょう。
なぜなら、力の三要素である、情報と金、武力の三つを抑えているのです。
これは彼らに権力がある、ということであり、目論見を実現する力があることを意味します。
いまのところ、これに抗する力はありません。
フーテンの寅さんが、ある意味最後の頼みの綱でしたが、結果は残念なものとなりました。
私達の見えないところで、逆襲が行われているのかもしれませんが、いまのところ、裏でこのようなことがあった、とされてきたものは、結果、その多くが、ただのネット上のガセであったようです。
ただ、天保の改革も、今回のグ○ートリ○ットも、なにやら天の石屋戸の神話に似ているような気がするのです。
このときスサノヲは、ただ闇雲に高天原で暴れたわけではありません。
それは高天原の八百万の神々に、重要なあることを気づかせるため、という目的を持ったものでした。
そして、ついに天照大御神が岩屋戸にお隠れになられてしまうという大事件のあと、八百万の神々が目覚め、これによって高天原は、真に住みよい神々の国となっていくのです。
いま行われていることも、西洋的な価値観に従えば、主の交代です。
これまで世界を裏で牛耳ってきた人たちが、いよいよ表舞台に出て、世界の主人になろうとしている、というわけです。
しかし、このことを日本的価値観で見るならば、極端な動きというのは、世界の民衆が目覚めるためのきっかけです。
そしてグ○ートリ○ット提唱者たちの分離主義は、必ず神々の意思によって排除される。
それが神々からの神話に描かれた教えです。
西洋的価値観によってさえ、人は人でしかないのです。神ではない。
日本的価値観では、暴れる悪神も、善なる神様のうちです。
日本は、神話の昔から、人々にとっての「よろこびあふれる楽しい国」を目指してきた国です。
そして日本が、このことを思い出す時、それは世界に再び光をもたらすおおいなる力となるに違いありません。
お読みいただき、ありがとうございました。
日本をかっこよく!! むすび大学。
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