中共の工作は半ば成功し、中共マネーは日本の政財界を汚染しています。 けれど、カネだけの付き合いは、カネの切れ目が縁の切れ目になります。 あるいは、恐怖支配は、表沙汰になればその支配力を失います。 我々には、チャンスがある。 日本は必ず再起する。 日は必ず、また昇る。 日本は永遠に不滅です。 |

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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
いまの日本では、中華人民共和国といえば、世界地図に描かれた中国が、まるごとチャイナだと思いこんでいます。
チャイナは大きな国であり、日本は小さな島国であると刷り込まれている人は多いです。
なるほど日本の国土面積は38万平方キロメートルで、国土面積だけで言ったら、日本は世界で61番目、中共の25分の1です。
ところが排他的経済水域、延長大陸棚を含む日本の国土領海面積は503万平方キロメートル、とりわけ排他的経済水域では日本の面積は447万平方キロメートルで、世界第6位に浮上します。
砂漠は陸であるという以外、何の役にも立ちませんが、海洋は資源の宝庫です。
日本は資源に恵まれた、実は巨大な国といえます。
一方チャイナは、地図の上では、元の大清帝国の版図に近いエリアを、これがぜんぶ中国ですと言って自慢しているけれど、実はチャイナは、もとからのチャイナである中原(ちゅうげん)と呼ばれる地域と、その周辺国である満州、内モンゴル、東トルキスタン(ウイグル)、チベット、台湾、香港とも、実は中共とは別の国です。
つまりチャイナはひとつの広大な国ではなくて、本来7つに分割されなければならない土地です。
さらに歴史を見ますと、中原にあった歴代王朝(秦、漢、魏蜀呉、隋、唐、宋、明、清)のうち、前漢を除いたすべての王朝が、外来王朝です。
漢族の定義はむつかしいのですが、仮に中原に住む人々を漢族と呼ぶなら、その漢族が自分たちの王朝を持てたのは、前漢があった紀元前206年〜紀元8年までのわずか214年間しかなかったことになります。
ずっと征服王朝だったのです。
征服王朝が君臨すると、ではどのようなことが起こるのか。
最初にチャイナを統一したとされる隋の煬帝(ようだい)に、その例を見てみましょう。
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煬帝が築いた建造物に、今も(一部が)残っている京杭大運河(けいこうだいうんが)があります。
北京から杭州を結ぶ、総延長2500kmの大運河で、別名を「蘇州大運河」といいます。
西暦604年に皇帝に即位した煬帝は、即位の翌年から、この大運河の建設に着手しました。
6年後、運河は見事に完成するのですが、そのために煬帝は、運河建設のために女子供まで含む100万人の民衆を強制的に動員しました。
作業員には飯も与えず、昼夜を問わず、死ぬまで働かせ、労働者は骨と皮ばかりになっても、尻に肉がついていれば働かされたといいます。
しかも飯場の手配や、労働者たちのための炊事や食料の調達、宿場の手配といった、人を使うための基本
的な計画は一切ありません。
ですから、作業員が死ぬと、その遺体が生き残った作業員の食料になりました。
運河構築の目的は産業振興と、迅速な軍の移動用ということでした。
しかし運河が完成すると煬帝は、運河に遊覧船を浮かべて、派手な行楽を行ないました。
煬帝は物見遊山のために民を動員したと誹られ、これが隋王朝打倒の大義名分となって、隋は滅び唐王朝が建国されています。
隋の煬帝は「運河」を造って「運」をなくしたのだ・・・と冗談はさておき、もともと分裂していた中原を、最初に統一したのは秦の始皇帝でした。
始皇帝は、チャイナを法によって統治しようとし、これに異論を唱える者には、法によって重罪、死罪を与えました。
この秦を滅ぼしたのが、有名な項羽と劉邦で、項羽が秦を滅ぼし、その項羽を部下の劉邦が倒して前漢が打ち立てられるわけです。
ではなぜ項羽が秦を滅ぼしたのかというと、法治主義が気に入らなかったから。
けっか項羽以来、現代に至るまで、チャイナは2千年以上、上の人の恣意で動く人智主義の国になっています。
つまり、チャイナは2千年以上前から、何も変わっていないのです。
このように、上に立つ者が、下の人を強制的に支配し、抑圧し、隷属させる社会システムのことを、昔の日本人は「ウシハク」と呼びました。
「ウシハク」というのは、「ウシ」が主人、「ハク」は大刀を腰に穿(は)く、というときの「ハク」で、つまり、身につける、もっといえば、主人が私有することを意味します。
そうした体制にあれば、王は、好き放題ができます。
一説によれば、人間にとっての最高のよろこびは、人を支配することにあるのだそうで、この世で皇帝だけが、そのよろこびを一身に持つことが許された存在ということになるわけです。
もちろんその支配が、人々にとってのよろこびあふれる楽しいクニつくりに向かうなら、それはそれで良いこといえるかもしれません。
けれど、そのような例は、世界の歴史上、一例もなく、権力者は必ず横暴になり、最後は滅ぼされるということが流れになっています。
中共が、その支配体制を保持するために、国内の不満を、外国への敵視に向かわせることで逸らせてきたことは有名なことです。
しかしこれもまた度が過ぎると、今度はその海外の諸国から、中共はしっぺ返しを受けることになります。
するとその報いは、そのまま中共の民衆に降りかかり、民衆はますます不満を募らせることになります。
不満は、疫病などで国の施政者のちからが弱まったときに爆発します。
明が滅んだときも、元が北に帰って明ができたときも、いずれもチャイナはペストの大流行で人口の8割を失っていました。
国力が弱ったところに、武装蜂起があると、政権がつぶれるわけです。
その意味では、まだまだ中共の国力が弱ったというところにまでは、事態は進んでいません。
まだまだ中共は、この先、何年かはしぶとく生き残るでしょうし、中共内に中共党員を除いて、新たな政権を担う勢力がまだ十分には育っていません。
また、残念なことに、この先千年経っても、ヨーロッパ中世の悪魔崇拝がいまだになくならないのと同様、共産邪霊教は、あと千年経ってもなくなることはありません。
そのような次第ですから、我々は、ただ中共を批判したり非難したり、あるいは悪口などをいくら言っても、現実に共産邪霊が消滅することはないわけです。
共産主義をただやみくもに否定しても事態は変わらないのです。
共産主義は、いわば虐殺主義ですから、そのような思想にとりつかれた者は、死罪にするのが当然なのですが、問題の解決は、そういうことではできない。
ということは、これからの時代には、共産主義を超える、あるいは包含する新たな社会思想が必要になるということになります。
そしてその思想は、対立から共存、闘争を和合にし、誰もが納得できる思想であるといえます。
そしてその答えは、日本にあります。
なぜなら共産主義の理想郷が現実化された姿が日本にあるからです。
共産主義における理想社会はユートピアですが、それは、いわゆる支配層と、豊かな国民によって構成されます。
いまある中共が抱える問題は、支配層である共産党が虐殺を正当化し、自分たちだけの贅沢を求めているところにあります。
また、庶民の貧困も大きな問題です。
一方、日本の江戸時代を見ると、支配層としての武士があり、国民の9割が食物を生産する農家によって構成されていました。
時代にもよりますが、天保の飢饉のあとの農家は、全体にとても豊かになっています。
また武士は、支配層とはいえ、人材は農家を含めて幅広く募集する形になっていました。
一方、武士の家に生まれても、家督を継がない者は、出来が良ければ学者になったり、剣術師範になったりすることができましたが、そうでなければ、その多くは知行地の庄屋さんに言って、そこで働く小作人となりました。
小作人とは、庄屋さん、つまり大地主のところから土地を借りて耕作する人たちのことで、水呑み百姓なんて悪口もあるけれど、その多くは豊かな農民でした。
つまり支配層と労働層で、人材は流動的だったわけです。
そして国全体はとても豊かで、人々は勤勉。
無駄な争いごともなく、江戸の町は250万の人口に対して、警察官はたったの6人。
それでいて治安は世界最高でした。
まさに、ユートピアが実現できていたわけです。
個人的に共産主義というのは好きではありませんが、共産主義も封建主義も民主主義も資本主義も、それらすべてを包含して、現在考えうる世界最高の理想社会を築くことは、可能なことであると思います。
ただし、どんな理想社会にあったとしても、そのなかにあっては、常に問題が山積みとなります。
たいせつなことは、それら問題を、ただ「問題だ、問題だ」と騒ぐのではなく、解決すべき課題と捉えて、上下心をひとつにして解決にあたること。
社会悪となる人たちは、そういう人たちだけのコミュニティをちゃんと与えて、世間から隔離することなど、それらの仕組みは、我が国では、実は江戸時代には確立できていたといえるのではないかと思います。
なるほどいまの日本は、米国の属国です。
しかしそのことは、現実に戦後の焼け野原の中で、米国からの食料支援を受け、そのおかげで、いまの私達の命があり、また戦後の安全保障をまるごと米国に依存してきたのですから、これまでのことはむしろ感謝すべきことであると思います。
ただし、子会社が親会社よりも立派な大会社に成長することは、よくあることです。
現状に文句を言っているだけでは何も変わりません。
私達自身が成長し、より立派な日本国民となって、世界のなかで冠たる姿を示していくこと。
目の前の中共の脅威に対しても、むしろ我々日本から、堂々と中共政府にNOを突きつける国になっていくことが大切であると思います。
なるほど、中共の工作は半ば成功し、中共マネーは日本の政財界を汚染しています。
けれど、カネだけの付き合いは、カネの切れ目が縁の切れ目になります。
あるいは、恐怖支配は、表沙汰になればその支配力を失います。
我々には、チャンスがある。
日本は必ず再起する。
日は必ず、また昇る。
日本は永遠に不滅です。
お読みいただき、ありがとうございました。
日本をかっこよく!! むすび大学。
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