事実と真実



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事実(Fact)は、実際に起きたことです。
真実(True)は、主観的な当てはまるものです。
事実はひとつですが、真実はその人にとってのものですから、複数あります。

20210603 はてな
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

前にもご紹介しましたが、旧約聖書に、禁断の木の実を食べたアダムとイブの物語があります。
「なぜ、食べてはいけないと命じたリンゴを食べたのか?」と問うゼウスに、

アダムは「神に創られた女が勧めた」と神と女に責任転嫁し、
イブは、「蛇に騙された」と責任転嫁した。
神は、
女に対して「産みの苦しみと夫からの支配」を
男に対して「地から苦しんで食物を取ることと土にかえれ」と命じた。

というのが旧約聖書の記述です。
それはそのように書いてあるのであり、書かれていることは「事実」です。

そしてこのわずかな文章から、女性は夫からの支配を逃れるためにとジェンダーレスの運動を始め、男たちは労働の苦しみを逃れるために、大金持ちになって、人に命じるだけでガッポリの懐にお金がはいる仕組みを考案してきたのが西洋社会である、などと説明されます。

なるほどそれも「真実」です。

けれど、この旧約聖書の物語から、
女性たちは、産みの苦しみのあとに我が子を得るよろこびを与えられ、また夫を支えることで夫婦で力を合わせて幸せを築くよろこびを与えられたのだ。
男たちは、地から作物を得て妻子を養う幸せを与えられ、死んだら我が身を子孫のための肥料として役立たせることができるよろこびを与えられたのだ、
と、解釈することもできるわけです。

つまり、解釈というのは、立場や役割に応じて、ある意味「いかようにも解釈できる」ものである、ということです。
ジェンダーレスの運動家にとっては、聖書の文言は、自分たちの活動の根拠となる「真実」です。
お金持ちの男たちにとっては、働かないことを正当化する「真実」です。
聖書をよろこびと捉える人たちにとっては、出産も、夫婦で力を合わせた幸せな生活も、畑で作物を得るよろこびも、死後に肉体が子孫の役に立つ楽しみも、すべて聖書に書かれた「真実」です。


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「真実はつねにひとつだ!」
というのは、漫画の名探偵コナンの決め台詞です。
しかし実際には、立場や役割、あるいは時代に応じて、真実はいくつも存在します。

本当は、真実ではなく、「事実が」ひとつなのです。

真実は解釈ですから、百人いれば百通りの真実があるのです。

歴史も同じです。
かつて坂本龍馬は、憧れの歴史上の偉人のひとりでした。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」や、小山ゆうの「おーい!竜馬」を読んで、坂本龍馬の奔放で自由な人柄に憧れ、自分の人生の模範として人も多くあります。

その一方で、竜馬はグラバーの走狗となった売国奴だという見方をする人もいます。

事実は、坂本龍馬という人物が、かつて日本に存在した、ということだけです。
その竜馬を、どのような人物として見るかは、時代により、また立場により、様々な見方ができます。
そしてそのいずれもが真実です。

ここでひとつ注意が必要なのは、我々日本人は、事実に即した解釈しか受け付けない、という点です。
どこかの国のように、あまりにも恥ずべき歴史を持つがゆえに、「こういう歴史だったらよかったのにな」という希望や空想、つまりファンタジーを歴史にして、何の疑問も抱かない国あります。
彼らにとっては、本当にあったことは、あまりに目を背けたくなる事実ばかりだからです。
だから、こう思いたい、というファンタジーを真実にして、事実から目を背けます。
彼らにとって歴史は、「こうだった」と思いたい真実であって、事実とは異なるのです。

我が国は、真逆です。
天然の災害の多い日本では、事実こそが再優先されます。
堤防の決壊による水害という事実があれば、それがなぜ起きたのかが大切です。
ここでファンタジーにひたっても、何の意味もないのです。
とにかく事実をまずしっかりと認識する。
その上で、なぜそうなったといえるのかの真実を追求する。

このとき、真実は、誰もが納得できる筋書きが真実となります。
だから、名探偵コナンのように「真実はひとつだ」という言葉が生まれるのです。
ただし、ここでいう真実は、事実を解釈したストーリーですから、立場によって、様々な展開が実際には可能になります。

世界では、事実(Fact)と、真実(True)は異なります。
真実(True)とリアル(Real)も異なります。

事実(Fact)は、実際に起きたことです。
真実(True)は、主観的な当てはまるものです。
リアル(Real)は、現実です。

今日バスに乗った・・・これは事実です。
しかし、なぜバスに乗っているのかは、考え方によって様々な理由が考えられます。
つまり真実は、多数存在します。
そして、いまこの瞬間は、机の前に座っている・・・・これが、現実です。

《コリア》
事実(Fact):娘が慰安婦で稼いで親戚一同楽に大儲けできた
真実(True):我々は日本に強制連行された被害者ニダ(他にも色々ある)
リアル(Real):日本政府にお金くれ〜〜!!

《日本》
事実(Fact):半島は日本の一部にした
真実(True):半島の人たちを豊かにした (他にも色々ある)
リアル(Real):いまは半島の人たちにタカられている
(ちなみにそれを咎める人のことは、なぜか日本のタカ派だと言われている)

真実は、いろいろあるのです(笑)。


お読みいただき、ありがとうございました。
日本をかっこよく!! むすび大学。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
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