日本は幸いなことに、真実を保持することができました。 戦後ずっと様々な虚報が流され続けましたが、多くの日本人には知性があります。 そして日本人が日本人としての知性を取り戻すこと。 それは、個人レベルの新しい歴史の価値観創造です。 |

画像出所=http://historyjapan.org/the-end-of-pacific-war
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに小名木善行です。
9月2日は、昭和20年に戦艦ミズーリ艦上で降伏文書への調印が行われた日です。
世の中には、この日を光復節として、世の中に光が戻った素敵な日だということにしている国や民族がありますが、現実には歴史を紐解けば、その国では「この日までずっと平和だった」のに、この日以降、民族間ですさまじい殺し合いが起こり、なんと200万人以上の民間人が殺戮されています。
光が戻ったどころか、現実は「地獄になった」というのが、客観的に見た事実です。
世の中には、個人の利得や、特定集団の利益のために、多くの民衆が犠牲になることをなんとも思わない、とんでもない人たちがいます。
そしてそういう人たちは、必ず、嘘を正当化して、「これだけが正しい事実だ」と言い張り、他の一切の意見も議論も認めません。
567もまったく同じ構図ですが、ひとつの見方以外、一切認めないことがあれば、それは多くの場合、意図的な世論誘導であり、その見方自体が虚構であり、世間ではこれを一般にファシズムと呼びます。
そんなファシズムに小学校時代から騙され続けている民族というのは、哀れなものです。
けれど、哀れだからといって、手を差し伸べることはできません。
すれば、余計なことをしたと、かえって手を差し伸べた方が悪者にされるのです。
歪んだ人々を治す薬は「ない」のです。
そうであれば、近くにそんな歪んだ人々や国があっても、微動だにしない自分、微動だにしない国に、自分たちがなるしかありません。
隣人は変わらないのです。
けれど、自分が強くなることはできます。
私たちは、もっと強い国になることができるのです。
そのために歴史があります。
さて、上の写真は、戦艦ミズーリ(Missouri)の艦上での調印式のときの模様です。
写真を見るとわかりますが、重光全権と随員(この随員は当時の外務省の職員で、実は加瀬英明先生のお父さんです)は、モーニングにシルクハット姿です。
ということは、最高の礼装です。
ひとり白の背広の上下の方がおいでになりますが、これは大田三郎さんという外務省の職員です。
戦災ですべて焼き出されてしまって、モーニングが間に合わずに、仕方なく背広の上下で出席しました。
日本の軍人さんも写っています。
軍人さんは略式の軍服です。
軍人が正式の礼装をするときは、いまの警察官のような、固いツバのついた帽子をかぶります。
ところが軍人さんたちは戦闘帽です。
海軍にいたっては、カーキ色の戦闘服で出席しています。
どうして軍人が略式の服装だったり戦闘服なのに、外務省の一行は正装のモーニング姿なのでしょうか。
周囲にいる米国を筆頭とした相手側の人たちも、礼服は着ていません。通常の軍の勤務時に着用する勤務服(SERVICE UNIFORM)を着用しています。
これらに対して、重光全権ら日本の外務省の一行が正装している理由は何でしょうか。
これは、外務省の一行が、畏れ多くも天皇陛下を代表する立場であったからです。
外務省の一行は、敵国に対してではなく、天皇陛下に敬意を表して礼服を着用したのです。
日本の軍人は、軍の代表であり、正々堂々と戦って敗れたのですから、仇敵に特段の敬意を払う必要がありません。
ですから略服を着用しているのです。
小さなこと思われるかもしれません。
けれど、国際交流というのは、人間関係と同じです。
小さなことが大きなことなのです。
この降伏文書調印の日から、日本は正式に「連合国統治領日本」として、連合国に統治されることになりました。
もっとも連合国とは名ばかりで、実質は米国に統治されることになったわけです。
しかし日本は、昭和27年には主権を回復し、米国の植民地になることはありませんでした。
なぜでしょうか。
答えは簡単です。
日本に、天皇がおいでになられたからです。
天皇はヨーロッパなどの王室(King)とは区別されます。
王(King)より上位にあるのが、エンペラー(Emperor)です。
日本の天皇は、世界が認めるエンペラー(Emperor)です。
そしてエンペラーがおわすということは、合衆国とはまったく異なる国体を持つということです。
ですから天皇の御存在が認められる以上、日本には占領統治は可能でも、日本を植民地として国際法的に支配下に置くことができないし、現にそうなることはなかったのです。
そうであれば、我々日本人が、すくなくともいま、何かと不便や不自由があったとしても、個人としての尊厳を与えられているのは、天皇の御存在のありがたさのおかげ、ということになります。
そのことのありがたみは、本来であれば、学校教育でキチンと教えられなければならないことです。
それができないのは、日本をいまだに「連合国統治領日本」のままにしておきたいという、きわめて不思議な人たちがいるからです。
そういう人たちは、日本の国旗である日の丸も否定します。
では、どういう国旗が良いのかといえば、下の図の国旗です。
これは三色旗と言って、連合国統治領日本を表す国旗です。
連合国統治領日本を示す旗

そしてこの9月2日の降伏文書調印のあと、翌年5月から極東国際軍事裁判(The International Military Tribunal for the Far East)が行われています。
俗に言う「東京裁判」です。
2年半続いたこの裁判で、判決前に病死した2人と病気のため訴追免除された1人を除く全員が有罪となり、うち7人が絞首刑、16人が終身刑、2人が有期禁固刑となりました。
理由は「平和に対する罪」でした。
日本が平和に暮らす東アジアの国々を勝手に侵略したというものです。
ところがこの東京裁判が行われている間、その当の東アジアの諸国は、再び支配しようとやってきた連合国側の諸国と、民族の独立をめぐって、激しい戦いを繰り広げていました。
まさに侵略者たちと戦っていたのです。
この一点をもってしても、どちらがもともとの侵略者であるのかは一目瞭然です。
日本はその侵略者たちと戦い、それらを駆逐していたのです。
そして、日本が万一にも負けたときにも、現地の人たちが再び戻ってくるであろう欧米諸国と対等に戦うことができるように、日本は彼らに厳しい教練を施していました。
こうして東アジアの諸国は、激しい戦いの後、独立と被支配からの脱却を実現しています。
ただ例外もありました。
それがチャイナとコリアです。
チャイナは、個人的な蓄財と金儲けのために、蒋介石率いる国民党と、毛沢東率いる共産党が結託して、欧米諸国と対立関係にあった日本を苦しめることで、欧米諸国から大金を得ていました。
得た大金は、蒋介石や中共幹部の個人的利益となり、チャイナの民衆に還元されることは決してありませんでした。
そして日本が敗れた後、連合国から見て用済みとなった蒋介石は、資金力を失いました。
そこで毛沢東率いる中共は、蒋介石を駆逐し、ソ連のバックアップを得て、昭和24年(1949年)10月1日に建国式典を行っています。
蒋介石がカネがなくなったから、追い出したとはいまさら言い出せない彼らは、日本と戦って同日建国したと国内向けの歴史書に記しました。
コリアは、日本が戦いに敗れたあと、日本の朝鮮総督府から日本人が撤退し、半島人だけの手で、統一朝鮮国としての「朝鮮 人民共和国」が成立しましたが、北側がソ連によって、南側が米国によって占領されると、両国はその「朝鮮 人民共和国」の成立を否定しました。
そして国内で内乱が起こり、結果としていまなお北と南に分割されたままになっています。
このとき、南朝鮮では、大統領自らが自国民を大量虐殺してまわり、その事実をおおいかくすために、朝鮮戦争は日本からの独立のために、日本と戦ったと偽装しました。
嘘から始まったこの二国は、いまだ反日のままでいます。
そして嘘から始まったこの二国は、いま、コロナ騒動下で、国家そのものが破綻しようとしています。
日本は幸いなことに、真実を保持することができました。
戦後ずっと様々な虚報が流され続けましたが、多くの日本人には知性があります。
そして日本人が日本人としての知性を取り戻すこと。
それは、個人レベルの新しい歴史価値観の創造でもあります。
※この記事は2020年の同日記事の再掲です。
このところ、動画の収録と新刊著の原稿書きが集中するハードスケジュールで、あまりブログを書く時間が取れません。そのためもっぱら過去記事の再掲、もしくはリニューアル再掲になっていますが、更新だけは絶対に続けて行こうと思っていますので、引き続きご贔屓のほど、よろしくお願いします。お読みいただき、ありがとうございました。
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