天皇と権威のお話



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天皇の権威は、中華皇帝といえども、あらがうことはできません。
世界の中で、それだけの権威を日本の天皇は保持しています。
だからなんとしても、権威を削ごうとするのです。

20211101 昭和天皇
画像出所=https://www.asahi.com/articles/photo/AS20180823000688.html
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どんなに強い「権力(パワー)」を得ることができても、決して手に入れることができないものがあります。
それが「権威」です。

「権威」というのは、何が正しいかを自発的に定めるものです。
正邪を決めるものを法だと思っている人は多いですが、法は正邪を決めません。権力によって行使されるものが法です。

たとえば、殺人をしたら死刑だと法が定めたとします。
この場合、殺人をした者は、権力によって逮捕され処刑されます。
しかし、逮捕されなければ処刑の執行を免れることができます。
もっといえば、国王や皇帝は、殺人をしても法に基づく処刑をされることはありません。なぜなら法の執行者は、権力だからです。
法より上位の権力者であれば、法の適用は受けないのです。

法は、権力(パワー)の下にあります。
権力によって用いられるものが法なのですから、法は権力の内です。

ところがどんなに強大な権力を持っても刃向かえないものがあります。
チャイナの皇帝であれば、それが天帝です。

チャイナの皇帝には姓があります。
天帝が「この一族の皇帝ではもうダメだ」と判断すれば、異なる姓の一族に皇帝権が与えられます。
これを易姓革命といいます。
天帝による天命が革(あらた)まり、皇帝の姓が易(か)わるのです。

つまり、どれだけ強大な権力を恣(ほしいまま)にしても、天帝には逆らえないのです。
天帝は、自ら力を振るうことはありません。
天帝が行うのは、「この一族ではもうダメだ」と判断するだけです。
その判断ひとつで、絶対権力者である皇帝の首が飛ぶのです。

この天帝の力を「権威」といいます。
どんなに絶対的な圧倒的な強大な権力(パワー)を得ても、それだけでは決して得られないもの、それが「権威」です。

人の世は、常に「ないものねだり」です。
男は女がほしいし、女は男がほしいのです。
民主がないから、民主主義が標榜されるし、自由がないから自由主義が標榜されます。
平等がないから、コミュニズム(共産主義)が標榜されます。
同様に、この世のありとあらゆる贅沢と権力を手に入れた人が、どんなに欲しくても手に入れることができないものが、権威です。

権威は、一朝一夕には成立しません。
権威が成立するためには、一般には千年以上の歳月が必要とされます。
そして世界に冠たるその権威を持っているのが、日本の天皇です。

天皇という呼称を最初に用いたのは、第三回遣隋使で、ここに「東天皇敬白西皇帝」の語があります。
さらに天武天皇、持統天皇の時代に、国号を倭国から日本国にあらため、天皇および日本の起源を、その時代からさらに遡ること1300年前の神武天皇と定められました。

そして1300年。
神武天皇の即位から2681年。
我が国は、世界に冠たる天皇という国家最高権威を保っています。

この歴史の重みに基づく天皇の権威は、中華皇帝といえども、あらがうことはできません。
世界の中で、それだけの権威を日本の天皇は保持しています。
だからなんとしても、権威を削ごうとするのです。

逆に言えば、日本からその権威が失われれば、力を手にした権力者が、世界皇帝となり得ます。
だからいま、ありとあらゆる方法を用いて、天皇の権威を貶めるための工作が展開されています。
そういうところが、いかにも権力者なのです。
日本の天皇は、そのような下品な意向はまったく持ち合わせていない。
なぜなら、そのような無理をしなくても、歴史の重みが自然と日本の天皇への尊敬を世界中が持つからです。

天皇の権威の持つ凄みは、そうした歴史伝統文化に基づくのです。
個人の資質の問題ではない。
ここが、権力と権威の違いです。

私は、ご皇室内部の問題には、一切触れないし、触れるつもりもありません。
触れてはいけないことだからです。

江戸の昔であれば、天子様は、どこまでも「てんし様」であって、ご皇族については、そのお名前を口にすることさえもはばかられたものです。
なぜなら権威とは、その存在そのものにあるのであって、個々の人格や能力や資質にあるものではない。
そのようなことを口にすることさえもはばかられる。
それが権威を支える臣民の真の姿です。

我々日本人は、そうした日本の古くからの形と、その形が持つ意義について、もう一度しっかり学び直す必要があると思います。
それが悪意ある世界の権力者から、日本を護る道であると思います。

天皇あっての日本です。
厳しいことを申し上げるようですが、その自覚こそが、自分が日本人であることへの大切な要素であると思います。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

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