白木屋火災といえば、日本女性のパンツを穿く習慣の事始めのように言われていますが、実際にはこの呼びかけは、当時の朝日新聞の捏造です。
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白木屋百貨店の火災の様子

画像出所=https://urbanlife.tokyo/post/43940/
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
!!最新刊!!予約受付中 12月16日は、昭和7年(1932年)に、東京日本橋の白木屋(しろきや)で火災があった日です。
午前9時過ぎに4階の玩具売場から出火し、地上8階の建物の4階から8階までが全焼して、午後12時過ぎにようやく鎮火しました。
この火災が、我が国における高層建築物火災の最初の事例となりました。
出火原因は、クリスマスツリーの飾り付けの豆電球を交換しようとした際に、電線がソケットに触れてスパークして火花が散り、これがクリスマスツリーに着火して、近くにあったセルロイド製のおもちゃに燃え移り、またたく間に大火災となったものです。
消防署がポンプ車29台、ハシゴ車3台を出動させて鎮火にあたったけれど、当時のはしご車は低層階用だったし、ポンプ車の送水圧力も足らずに、放水が5階までしかとどかず、鎮火が困難で被害が拡大することになりました。
この火災による死者は14人、負傷者67人でした。
この白木屋百貨店の火災といえば、この火災がきっかけとなって、女性がパンツ(当時はズロースと呼ばれた)を穿く習慣が我が国に根付いたという話がよく出ます。
内容は、当時の服装の主流が和服で、和装にはパンツの習慣がなかったため、ビルの高層階から飛び降りようとする際に下腹部が野次馬の前に露出されることを防ごうとして、煙に巻かれて死んだといったものです。
ところがこの情報、実は朝日新聞の捏造で、実際には、高層階からの飛び降りで80名以上が助かっており、これとは別に、低層階の窓からにいた和装の女性店員がビルの窓から救助される際に、野次馬に見られていることに気が付いて裾の乱れを直そうとして地上に転落して負傷したケースがあったものを、この二つの別々の事実を勝手に結びつけて、話をでっちあげたものです。
捏造であっても大手の朝日新聞による拡散です。
他の新聞社も、それに追随し、結果、いつの間にか、白木屋=女性のパンツという話にされてしまいました。
けれど、百万遍唱えようが、嘘は嘘です。
近年では、実は違うよ、という指摘が、あちこちでなされるようになりました。
ちなみにこの朝日新聞の捏造から、なにやら白木屋火災といえば、日本女性のパンツを穿く習慣の事始めのように言われていますが、実際には、朝日のこの呼びかけはほとんど功を奏していません。
それよりも女性の下着のパンツ着用は、白木屋火災よりも10年ほど後の戦時中のことで、女性が戦時徴用で工場などで働くに際して洋装になる機会が増えたことによります。
洋装の場合、スカートの下に、さすがに腰巻きというわけにはいきません。
結局、女性のパンツ着用は白木屋火災が原因ではなく、むしろ先の大戦中の女性の洋装化が原因となっていたのです。
思うに、文化というものは、それが社会的に一般化したときに、はじめて発達するものであるといえます。
情報を一部のメディアが牛耳っている・・・つまり一部のメディアしか情報の発信源となる媒体がない場合、世論はそうしたメディアが完全に牛耳ることができます。
ところが、情報媒体がネットや動画などの多岐にわたり、様々な人が情報発信ができるようになると、すべての情報が白日のもとに出てくることになります。
すると、一部メディアの意図的な情報操作が、世間で通用しなくなります。
つまり、多様な情報媒体を人々が取捨選択できるようになることで、嘘や誤魔化しや捏造がバレ、真実が見えてくるようになるのです。
「嘘は百回言ったら本当になる」という時代は、もはや過ぎ去りました。
いまは、
「百万遍唱えた嘘が、一片の真実によってすべて打ち砕かれる」と、そういう時代です。
そしてこのことが何を意味しているのかと言うと、「戦後という特殊な反日時代の終わり」です。
我が国は、これまでと違った、まったく新しい情報の時代に入ったのです。
日本をかっこよく!
お読みいただき、ありがとうございました。
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