愛とLOVEと「おもふ」こと



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愛が、競争して奪うことから、対象となるものへの思いやりや、「おもふ」ことに昇華すると、世界は変わります。
このとき、重要な役割を担うのが、万年の単位で続く日本の文化です。

20180126 花束
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

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一昔前までは、四十を過ぎたら自分の顔に責任を持てと言われました。
昔、ステキなイケメンだった俳優さんが、歳月を経て、いまではすっかり、まるでヤクザ者のような貧相な顔立ちになっていて驚くことがある一方で、若い頃はそんなでもなかったのに、年をとったら、ものすごくステキな顔立ちになられている方もおいでになります。

人の生き様や人生は、顔に出ます。
もっとも最近は、一昔まえよりも栄養状態が良くなっていますので、だいたい今の年齢から15歳を引くと、昔の年代になるそうです。

たとえば、
いま55歳なら、昔の40歳くらい。
いま75歳なら、昔の60歳くらい、という感じです。
ということは、いまの35歳が、昔の20歳の青年?(笑)
でも、なんとなく、納得できてしまう気もします。

日々の心の持ち方は、やはり外面に出るものです。
国も同じです。
他所の国の悪口ばかりを言い、その国から技術を盗んで、お金持ちになった国もあります。
そうした国では、反日であることが、まるで国是になっているわけですが、そういう実態が世に知られていないうちは、それなりの人気になるけれど、15年も経過すると、徐々に実情がバレてきます。
さらにその国の人々の心の歪みが、顔の歪みにもなってしまいます。
だから整形手術が大流行して、無理やりイケメンや美女を人造で作るのですが、それも歳をとると、だんだん崩れてくる。

若い頃、先輩から、
「嫁さんもらうなら、相手の女性の母に会え」と教わったことがあります。
その母の姿が、20年後、30年後の相手の女性の姿だから、というわけです。
男も同じです。
特に長男は、歳をとると、父親に顔立ちだけでなく、性格まで似てくるそうです。
もっとも世の中は、「鳶(とんび)が鷹(たか)を生む」なんてことわざがあるくらいで、そうではないケースも多々あるわけですから、必ずしもそうなるとも限らない。

ただ、日々を精進して、自分なりに一生懸命に生きようとするとき、同じ生きるなら、つながりを大切にし、一隅を照らすような生き方をしていきたいと思っています。

ちなみに日本語にはもともと「愛(=LOVE)」という概念がありません。
「愛」という漢字はあって、もちろん愛別離苦(あいべつりく)とか、敬天愛人などといった「愛」を含む熟語は昔から存在していますから、仏教とともに「愛」という概念が渡来したのでしょうけれど、その「愛」も、渡来当時は「おもふ」と読むのがならわしです。

つまり日本人にとっての愛は、「おもふ」ことです。
英語のLOVEは、自分の内側といった意味合いがあります。
基本が個人主義ですから、その個人である自分の内側にあるもの、それがLOVEだというわけです。
自分自身そのものです。
ですから、我が故郷を愛しているという英語は、私は故郷を自分の内側にある自分自身と一体のものと思っている、といった意味になります。

これが悪しき方向に発展したものが、同じLOVEでも、自己の欲望のままに、といいったニュアンスです。
近年のハリウッド映画では、愛をもっと広義な人類愛的なものとして理解し主張するものが増えてきました。
愛は決して欲望を満たすだけのものではなく、普遍的な思いやりの心のことである、といった意味あいに使われるようになってきたわけです。
これは日本文化の影響といえるかもしれません。

その愛が、競争して奪うことから、対象となるものへの思いやりや、「おもふ」ことに昇華すると、世界は変わります。
このとき、重要な役割を担うのが、万年の単位で続く日本の文化です。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

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