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本書は、㈱ビオ・マガジン社の企画によるもので、これまでにない、まったく新たな視点の縄文論を書くことになりました。 内容は、おそらく縄文論としては、画期的なものになっているものと思います。
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
!!最新刊!! 4月11日に、新刊『縄文文明』が発売されます。
たいへん挿絵も多い本です。
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本書は、㈱ビオ・マガジン社の企画によるもので、これまでにない、まったく新たな視点の縄文論を書くことになりました。
内容は、おそらく縄文論としては、画期的なものになっているものと思います。
そういえば最近のことですが、ある施設にお伺いした際に、そこでも
「日本文明は中国経由と朝鮮半島経由の二系統で渡来した」という発言がありました。
この説は、どこぞの学者さんが本にすることで急速に国内に広まり、いまでは社会常識にまでなっていることですが、その証拠は、実はありません。
単に、「似たものがあるから、日本にやってきたに違いない」という、極めて横着な、これは「論」でしかないのです。
実際には、日本は江戸時代に鎖国するまで海洋国家であり、海外の良いもので民衆の楽しみやよろこびにむすびつくものなら、中東のものであれ、インドのものであれ、フィリピンのものであれ、それらを民生のために次々と採り入れてきたという側面はありました。
けれど同時に、日本がチャイナやコリアに与えた影響は、日本がいただいた影響よりも、実ははるかに大きいのです。
見極めのポイントは、それが民生用か、貴族などのお楽しみ用か、という点です。
日本の文化は民衆文化です。
海外の場合、それは王族や貴族、大金持ちのための文化です。
たとえば「仮面舞踊」があります。
中東のものとよく似た仮面が日本の古代から使われていますが、アチラでは、王族貴族やお金持ちなどが、人のおもてなしや、自らの楽しみのために、舞楽を雇い入れたものです。
ところが日本の舞楽は、主にお祭りや、雨乞い、地鎮祭など、どこまでも民生用です。
すると
1 日本で民生用に工夫された舞踊が海外に伝わって、大金持ちの娯楽になった
2 海外の大金持ちの娯楽を、我が国の民間のお楽しみのために採り入れた
という二つの流れが生まれるわけです。
この検証がなければ、一方的に外国からやってきたとばかりは言えないのだと思います。
そもそも日本は、庶民の幸せを国の幸せと考えてきた歴史を持ちます。これは古代、あるいはそれ以前の縄文から続く日本の知恵です。国なんていう概念がなかった時代から、ずっと続いてきたから、いまも残っている知恵なのです。
だいたい30年間も不況続きで、経済成長率は世界215カ国中、211位という栄えある(笑)経済の低成長を続けていながら、いまなお世界第三位のGDPを保持しているなんて、およそ世界では考えられないことです。なぜそんなことが可能なのかといえば、日本のGDPは、ごく一握りの大金持ちの所得ではなく、庶民の所得だからです。
というわけで、話が脱線しましたが、今度の新刊『縄文文明』の「はじめに」を全文、ご紹介してみようと思います。
『縄文文明』
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はじめに 歴史教科書では教えない縄文文明
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▼「縄文時代」はいつできた?
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縄文時代、日本にはどんな文明があったのか――。
ほとんどの日本人が知らないようですが、それも無理はありません。縄文時代につ いては、学校の教科書でせいぜい次の内容くらいしか教えられていないからです。
「縄文時代まで狩猟採集によって生活をしていましたが、弥生時代には稲作が始まり、 暮らしが豊かになりました」
ところがこれがまったくのでたらめです。
実は今では縄文時代にすでに優れた文明があったことが、出土品などから明らかにされているのです。ところが学校でそれを教えることはありません。
縄文時代よりも以前の石器時代にいたっては、教科書での記述がさらに乏しくなり ます。
このため日本人の多くが「縄文時代は非常に原始的な生活をしていて、石オノを持ってウホウホとやっていた」というイメージを持っているのです。
しかし、これまた最新の研究では、石器時代についてもさまざまな新発見があるの です。それにも関わらず、教科書はまったくアップデートされていないのが現状です。
そもそもこれらの「石器時代」「縄文時代」「弥生時代」という時代区分は、いつ生まれたのでしょうか。
実はこうした区分は、戦後に突如生まれたものです。では、それまではなんと呼ばれていたのでしょうか。これも学校では教えないことです。
戦前では、初代の神武天皇より以前の時代は「神代」とされていました。つまり「神 様の時代」とされていたのです。ところが、日本が戦争に敗けると、GHQ(連合国 軍最高司令官総司令部)によって神話教育が禁止されてしまいます。
その結果、神武天皇以前の神代教育もなくなり、代わりに「縄文時代」や「弥生時代」 といった新たな古代の時代区分が生まれることになったのです。
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▼戦前戦中まで日本の古代は「神様の世界」
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では、なぜ日本独自の神話教育が禁止されたのでしょうか。
それは日本の軍事力の源がそこにある、とアメリカが嫌というほど知っていたから です。
ここは大事なところなので、くわしく説明したいと思います。なぜならば、本書の 目的がまさに、このときにアメリカが奪おうとした「日本の誇り」を取り戻すことに あるからです。
ヨーロッパでナポレオンが登場したときの話がわかりやすいでしょう。ナポレオン はなぜ戦争に強かったのか。それは「国民国家」というまったく新たな概念を戦争に 持ち込むことに成功したからです。
ナポレオンが現れるまで、ヨーロッパにあったのは「国家」ではなく「王国」でした。 王国には王様の居城があって、居城の周辺だけをその影響下に置いていたのです。
そうなると、王国と王国の中間にある広大な地域については、もともとその土地に住んでいる人たちが、どちらの王国の影響もあまり受けることなく、暮らしていたことになります。王族や貴族と一般の民衆とでは、人種も言語もまったく違っています。近くにある王国の影響を受けることがあっても、国家という枠組みはなかったというのが、中世ヨーロッパの歴史です。
そのため、中世ヨーロッパにおける軍隊は基本的に「傭兵」です。もし、王族や貴族が戦争を起こそうとした場合、お金で傭兵を雇うことになります。傭兵は、今で言うところの「出稼ぎ」のようなものをイメージしてもらうとよいでしょう。 一般の民衆は戦争の期間だけ戦地に駆り出されて、報酬に応じて働いていたわけで す。そうなると当然、王国と兵の間に一体感は生まれにくくなります。雇用主と日雇 い労働者との関係にも似た、金銭を介した一時的な結びつきのみがそこにはありました。
ところが、ナポレオンはそんな人々の意識に「革命」を起こします。フランスとい う国を築いて、国民国家を誕生させたのです。「国のために戦う」という概念を生み出 したのですから、軍隊は圧倒的に強くなります。
ナポレオンが率いる兵たちは「自分の国のために」戦っているので、ひどいケガをしてもひるまずに突き進みます。
一方、相手は傭兵ですから、ケガなんてしたくありません。身体を鍛え抜いて、見 かけだけで相手をひるませるのが一番効率がいいわけです。
しかし、それでは、果敢に挑んでくるナポレオンの兵たちに勝てるわけがありませんよね。
フランス国のために働く兵たちを率いたナポレオンは、瞬く間にヨーロッパ全土を 制圧しました。ヨーロッパのそれぞれの王様よりも自分は偉くなったのだ、というこ とで「エンペラー(皇帝)」という称号をもらうことになります。
つまり、国民それぞれが「自分たちの国を大切にしていく」という自覚があるかな いかで、その国の軍事力は圧倒的に違ってきます。日本兵が他国から恐れられたのは
「国を守るためには、どこまでも戦う」という姿勢を貫いたからにほかなりません。
第二次世界大戦でアメリカは、太平洋の島々を一つひとつ制圧していきました。最終的には原子爆弾を使って強引に決着をつけますが、そこにはアメリカにある危機感がありました。
当時、太平洋の島々にいた日本の兵は 万人です。それに対して、アメリカは実に110万人もの大軍を投入して、ようやく島々を制することができました。
「もし、日本全土で決戦して勝利するとなると、アメリカは一体どれだけの兵を用 意しなければいけないことになるのか......」
日本の意外な手ごわさにそう考えたアメリカは、早く戦争を終わらせるために、原 子爆弾に頼らざるを得なかったのです。
そんな戦場における日本兵の異様な強さを知っているだけに、アメリカは戦後、占領統治下において、なんとしても日本の軍事力を弱体化させる必要がありました。そ のための政策が「神話教育の禁止」です。
アメリカは日本を弱体化させるために、日本人であることの自覚や意識を、日本人 から奪い取ろうとしていました。そんな背景のなか「神代」に代わって「縄文時代」「弥 生時代」といった区分が誕生することになります。
※ 続きは本で。
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もくじ 縄文文明 世界中の教科書から消された歴史の真実
はじめに 歴史教科書では教えない縄文文明
第1章 なぜ縄文文明は1万4000年も続いたのか?
第2章 海洋民族だった縄文人
第3章 遺跡から見る縄文と諸外国
第4章 ねずさんの「新・縄文文明」講義
第5章 古事記・日本書紀に見る縄文の面影
おわりに 現代に生きる縄文の叡智
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日本をかっこよく!
お読みいただき、ありがとうございました。
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