事実を基に考える



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「権威ある人の言うことだから正しい」
「本に書いてあることだから正しい」
そのような考え方は、早々に捨て去ることです。
従来意見を捨てて行きます。
すると事実だけが残ります。
その事実を基に、自分の頭で考えます。
事実と事実を合理的かつ客観的、論理的に再構成するのです。
するとこれまで霧に覆われて見えなかったものが、はっきりと見えてきます。
そこに「真実」があります。
事実だけが「エビデンス」の名に値するものです。

20220418 エビデンス
画像出所=https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=%E6%A0%B9%E6%8B%A0
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

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よく聞く言葉に「エビデンス」という言葉があります。
「証拠」や「証明」といった日本語の代替用語として用いられているようです。
本来の意味は「e-(外に)+videre(見える)」で、表に見えている様子を意味する言葉です。
そこから「証言」などについても、用いられます。
要するに「表向きに現れた事実」のことを言い、そこから言質(証拠になる言葉)などについても、用いられることが多い用語です。

ですから「エビデンス」といえば、
「法学」なら、証言や証拠などのこと
「医学」なら、これまでの具体的な症例や、これに対する投薬の効果に関する客観的レポート
などが、まさに「エビデンス」と呼ばれることになります。

なかでも医学については、たとえば英国の何という医者が、その症例に対して、どのような処置をすることで、病状が改善されたといった事実があり、その事実がレポートとなって世界に向けて公表され、そうした処置の事例を基に、日本の医師が、その処置に何らかの新しい方法や医薬品を加えることで、病状がさらに劇的に改善された、といったことが、まさしく「エビデンス」の積み上げとなり、医学そのものの発展に寄与することになります。

けれども「法学」のような文系の場合、そこで行われた証言自体が、実は証言者が誰かによって証言を強要されたものであったり、あるいはカネをもらって嘘の証言をしていたりといったことが現実に起こることは、皆様御存知の通りです。
そこで恣意的な証言の是非を問うために証拠が出されるのですが、その証拠自体が捏造であることもあれば、事実の断面の一部しか証明していないといったことがあるわけです。
裁判で懲役三年の実刑判決が出たけれど、実は犯人は別な人であった、などというこは、現実にあることです。

さらにこれが「歴史学」になると、もっと酷い状態になります。
例えば古墳。
古墳がなぜ生まれたかについては、「皇族貴族や豪族といった権力者が、自分の持つ権力の大きさを墓の大きさで表現しようとした世界的に珍しい遺構である」という墳墓説が一般的です。
これは学会の定説であり、このことを証明した本や論文はたくさんあります。
学校の教科書も、学者さんたちのそうした墳墓説説に依拠して記述されています。
ですから「エビデンス」として、そのように書かれた本や論文を出せ、といわれれば、それらはいくらでも挙げることができます。

しかし事実は、単に「日本には多数の古墳がある」ということだけです。
古墳に「偉い人を埋葬した」という記録はありますが、「なぜ埋葬したのか」、そもそも「なぜ古墳が造られたのか」を記述する文献資料はありません。
ですから、その「なぜ」についてセンセイ方が答えたものが墳墓説であって、それはあくまで「なぜ」という疑問に応(こた)えた「論説」でしかありません。
なぜなら実際に当時の人々が、どのような意図で古墳をこしらえたのかを具体的に記した文献史料はないし、あったとしてもそれが「正しい記述」であるかどうかは、なんともいえないものだからです。

つまり、一般に歴史学で「エビデンス」と呼ばれるものは、実はそうした説があるということが「事実(Fact)」であって、エビデンスとされているだけのものであって、それが真実かどうかは、実は誰にもわからないのです。

さらに文学である「古文」になると、たとえば古事記や日本書紀、あるいは枕草子や徒然草でもそうなのですが、現代において書かれた解説なるものは、すべて「その書を読んだ学者等が感じた意見(opinion)」でしかありません。
そして「オピニオン(opinion=意見)」は、決して「エビデンス(evidence=証拠・証明)」にはなりません。

そこで、どうにもおかしいと思われることについては、あらためて「過去に起きた事実」に注目し、その事実を並べて論理的かつ客観的かつ合理的に、事実を再構築して、実は「本当はこうだったのではないか」という歴史や文献史料の再解釈が行われることになります。

そこで出てきた再解釈は、論理的かつ合理的かつ客観的なものであって、誰もが納得できるものであっても、従来説、あるいは定説と呼ばれる学会の意見とはまったく異なるものであったりします。

ところがそうした再解釈は、あくまで再解釈ですから、過去に別な学者等が同じ意見を述べたものはありません。
なぜなら、そこでいう「エビデンス」は、あくまで「原文」や、過去に起きた「事実」に注目したものであって、誰か高名なセンセイが論文にしたものではないからです。

しかしその「高名なセンセイの論文」に論理的な矛盾があり、非合理的で、たとえば近隣諸国条項や、戦後すぐならGHQに配慮したなどの一定の偏見に基づくものであるならば、それは事実に基づいて訂正されるべきものであって、それらをエビデンスにしなければ、論が成り立たないとすることは、これは学問に対する冒涜です。

たとえば古事記に、天照大御神さまが岩屋戸からお出ましになられる際に、天手力男神が、力にまかせて天照大御神さまを岩屋戸から「引っ張り出したのだ」という、よく世の中に通っているご説があります。
ここは原文では「天手力男神取其御手引出」とあるところです。
しかしここでいう「其御手引出」は、従来説のような
㈠「天手力男神が、天照大御神さまの御手をとって強引に力にまかせて引っ張り出した」
とも読めますが、そうではなく、
㈡「天手力男神が、天照大御神さまの御手を引かれ、天照大御神さまは(自らの御意思で)岩屋戸からお出ましになられた」
とも読めるわけです。

普通常識で考えて、天照大御神さまは最高神です。
最高神というのは、いわば最強の神様ですから、天照大御神さまが、ご自身で岩屋戸からお出ましになられる御意思がなければ(まさに御神意)がなければ、天手力雄命がいくら力自慢であったとしても、天照大御神さまの御手を取ることも不可能なら、強引に力任せに引っ張り出すなどありえないことです。
もし天手力雄神がそのようなことをするならば、まさに天照大御神さまの鎧袖一触、天手力雄神は、遠く宇宙の果まで飛ばされてしまわれたかもしれない。
ここでは、どこまでも天照大御神さまの御意思が尊重されたと読むべきで、それ以外の㈠のような解釈は、本来成り立たないといえるわけです。

けれど、「ではそのように書いてある文献があるのか」と言われれば、ありません。
ないから本にしたり、動画でお話したり、ブログに書いたりしているのです。

エビデンスというものは、「誰かの意見」であってはならないのではないかと思います。
どこまでも、事実や原文に即し、それが書かれたものであるならば、その書いた人、あるいは当時の人々の書いた意思や目的など、書かれた背景をしっかりと見極めた上で、事実に即して自分の頭で考える。
そういうことが大事なのではないかと思います。

昨今、呂さんと浮くさんの紛争が、さかんにメディアを賑わせています。
メディアの報道は、一方的に呂さんが悪いというものです。
けれど、実際はどうなのか。
それは、客観的事実に即して、自分の頭で考える必要があります。
なぜなら、本来、両論併記すべきメディアが、一方的な情報を流している場合、そこに何らかの情報操作や、利権が隠れていることが多いからです。

そして我々日本人にとって大切なことは、呂さんと浮くさんの紛争で「どっちがわるいか」や「どっちが勝つか」にあるのではなく、我が国が、どう選択し、どう行動して、我が国の国益を護るのかということです。
日本は日本で、身近なところに自称超大国の忠華さんという反日国を抱えているのです。
呂さんと浮くさんの紛争が、忠華さんにどのような影響を与えるのか。
その中で日本が、そして台湾が平和を維持していくには、いま何が必要なのか。どう行動すればよいのか。

本来はそうした知見は、それなりの戦略スタッフや専門の政府諜報機関が、しっかりとした戦略を構築し、国民を善導していかなければならないものです。
けれど残念ながら日本の政府は、親米ポチであり、国益よりも外国の利益を優先するという、不思議な政府です。
政府だけのせいではありませんが、おかげで日本は30年以上続く不況をいまだに脱出できていません。
私たちは、自分の頭で考え行動することができるようならなければならなくなっているのです。

未来は、今の思考や行動によって変わります。
どのような未来にやって来てもらうかは、いまどのように生きるのか、どのように判断し行動するのかにすべてがかかっています。
誰かを頼ったり、人の話を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考え行動することができるようになることが大事です。

【併合時の日本政府からKorea総督府への通達】というものがあります。
詳しいことは
https://nezu3344.com/blog-entry-1690.html
に掲載しています。

このなかに、次の言葉があります。

・彼らは争議に際して、弁護士等権威ある称号を詐称せる者を同道せる場合がある。
 権威称号を称する同道者については、関係各所への身元照会を行うこと。

「権威ある人の言うことだから正しい」
「本に書いてあることだから正しい」

このような考え方は、歴史学会等ではとても重要視されますが、一般社会生活では、あまり人生に良い影響を与えません。
早々に捨て去ることです。

従来意見を捨てて行きます。
すると事実だけが残ります。
その事実を基に、自分の頭で考えます。
事実と事実を合理的かつ客観的、論理的に再構成するのです。
するとこれまで霧に覆われて見えなかったものが、はっきりと見えてきます。

そこに「真実」があります。
事実だけが「エビデンス」の名に値するものです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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