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不幸な未来ばかりを口にしていれば、ほんとうにそのような未来がやってきます。 幸せな未来を口にし、輝く未来に向かって建設を行い続けるならば、ほんとうに輝く未来がやってきます。 だから昔の人は、未来を「未だ来たらず」と言いました。 まだ来ていないのだから、どの次元の未来に行くかは我々自身の選択であると教えてくれているのです。 これが日本の知恵です。 どの未来に向かうかは、自分次第です。
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画像出所=https://twitter.com/marvelstudios_j/status/1493006335717240834
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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
!!最新刊!! 今回は、ちょっとむつかしい話をします。
ついてこれない方もおいでかもしれません。
けれど、このことを知ると、未来が変わります。
さて、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が5月4日に公開されます。
この映画では「マルチバース」がひとつの題材になっています。
「マルチバース」というのは、宇宙は我々が存在する宇宙だけでなく、他に無数に存在するという概念で、並行宇宙とか、多元世界などと訳されたりしています。
実際には「マルチバース」は、現実に観測したり接したりすることができるものではなく、行くことも見ることもできない、単なる仮説であるとされます。
そんな仮説から想像力を膨らませて描かれているのが、マーベルの新作映画となるのですが、実はマルチバース、時間の概念を少し変えると、たいへんにわかりやすいものになります。(映画の設定とは異なります)
時間はひとつの方向だけに直線的に流れるものとして認識されるのが、我々の世界です。
これを四次元世界と言います。
縦横高さの三次元世界(つまり立体構造世界)に、時間軸を加える。
それが四次元世界です。
三次元の立体構造物は、さまざまな形を作ることができるけれど、その形は、時間の経過とともに変化します。
このことは、生まれたばかりの赤ちゃんが、体の小さな赤ちゃんから、時間の経過とともに体の形を変えて大人になっていくようなものです。
この場合、時間軸は、過去から現在、現在から未来へと一方的に流れます。
そこで三次元世界を、まるごと縦のy軸に置いてみます。
そして時間軸を横線のx軸に置いてみます。
するとそこに、x,yの平面ができあがります。
これが時間の平野(時間の平面)です。
こうすると時間の平面上には、直線から曲線まで、さまざまな線を無限に描くことができることに気付かされます。
我々の住む世界は三次元世界ですから、我々には現在(いまこの瞬間)しか認識することができません。
ですから5分前の過去は、記憶の中にしか存在しません。
もっと長い過去は、記憶の他、文書、映像で閲覧できるだけで、過去を変えることはできません。
5分後の未来もまた同じです。
ほんの5分後であっても、どうなっているかは、想像できるだけです。
5分経過しなければ、その瞬間を体験することはできませんし、もっと遠い未来であれば、それは想像することしかできません。
これはつまり、我々の住む三次元世界が、時間軸の上を過去から未来へと移動していることによります。
三次元世界の住民である我々には、いまこの瞬間しか与えられていないのです。
ところが四次元世界になると、上に述べましたように、時間が平野になります。
これはA4用紙のような平面ですから、その上には、直線や曲線など、様々な線を無限に描くことができます。
全体としては、時間は規則正しく進んでいても、個々の線はいかようにも描くことができるのです。
このことは、生活実感としても、その通りであると思います。
何かを懸命にやっているときには時間は早く過ぎ去ります。
つまらないときにはやたらに時間は長く感じられるものとなります。
眠っている間には、物理的時間は、たとえば7時間の睡眠時間となりますが、寝ている本人にしてみれば、昨夜の23時から今朝の午前6時まで、眠っている時間は一瞬です。
さらに人生を見てみれば、小中学校の頃には長かった1年も、歳を経るごとにどんどん短くなっていきます。
なぜなら、10歳の子どもにとっては、1年は人生の10分の1の時間ですが、70歳の爺さんにとっては、1年は人生の70分の1だからです。
我々の世代になると、今年のお正月は、ほんの一週間前くらいにしか感じられなかったりします(笑)。
さらに、まれには、時間が戻ることもあります。
ある友人は、車を運転中にトラックと衝突しました。
自分の車のボンネットが潰れ、フロントガラスが割れてエアバックが広がり、自分が死ぬ瞬間を経験しました。
これは、確かに経験したのだそうです。
ところがその直後、
「戻りなさい!」
という声が聞こえたかと思ったら、前からトラックが来るのが見えた。
それで車を左に寄せて衝突を免れて、いまでもちゃんと生きておいでです。
けれど、その事故で死ぬときの記憶を、なぜか鮮明にとどめているのだそうです。
ある男性は、峠道でバイクを飛ばしている最中に、カーブを曲がりきれずにガードレールに衝突し、そのまま谷底に転落して記憶を失いました。
ところが、気がつくと、その事故現場でバイクを停めて、立っている自分がいたといいます。
身近なところに、意外とこうした不思議な経験(記憶?)を持つ人は多いものです。
ここでは時間が一瞬、巻き戻しされていることになります。
初めて会う人なのに、前から知っていたような気がする。
初めて見る景色なのに、なぜかその景色を知っている。
行ったことがない場所なのに、なぜかものすごく惹かれ、気になる。
このようなことは、よくあることです。
それはもしかすると未来の記憶かもしれません。
時間が平面上に展開されているとするならば、未来から過去に向けて時間線を引くことも可能だからです。
不思議なことを言いますが、よくいう過去世は、前世の記憶です。
前世は、江戸時代の武士だった、
前世は、中世のヨーロッパに住んでいた、
前世は、縄文時代にいた、
等々の過去世の記憶が、前世の記憶だと思われています。
けれど、時間が平面に展開されるなら、未来の記憶も、前世の記憶となりえます。
たとえば、前世は西暦3000年頃に生き、今生では21世紀に生まれた、といった具合です。
記憶というのは、なんらかのトリガー(引き金)がなければ、なかなか思い出すことができないものです。
その点、前世が過去の時代なら、思い出す引き金が多かったりします。
それが、もしかすると、見たことがない景色を覚えている、といった不思議な経験になったりします。
ところが前世が未来だと、思い出す引き金が、なかなかありません。
中東のドバイを初めて訪問した友人は、ドバイに降り立ったとき、なぜか「なつかしい」気がしたそうです。
そして、町を知っているとばかり、市内のあちこちを、なぜか知っていた。
ところが、記憶の中にあるはずのビルが一部なかったそうです。
あとでわかったことには、それはいま計画中のビルでした。
こうした未来の記憶は、時折、予言という形で目の前に現れることがあります。
最近では、マンガ家のたつき諒先生が、『私が見た未来』というマンガ本で、2025年7月に大災害が起きるといった予言をしておいでで、このマンガ本は大ベストセラーになっています。
また、世界中に、いわゆる予言者という人は多くいます。
このような未来の予言というものは、もしかすると、その人の前世である未来の記憶かもしれません。
ですから、本当に、2025年に大災害がやってくる未来が、存在するのかしれません。
ところが、時間軸は、ただの平面ではないのです。
時間の平野は、いわばA4の用紙です。
その用紙の上には、いくらでも線を引くことができますが、同時に、それが用紙であれば、100枚、千枚と重ねることが可能です。
ですから1枚の紙の上では、大災害がやってくる未来が描かれていても、別な紙にはそれがない。
つまり時間の平野が立体的になると、未来はいくらでも選択することができるようになるわけです。
実はこのことを、1本の時間軸だけで語ろうとすれば、パラレルワールドや、マルチバースのような仮説を持ち込まなければならなくなります。
けれど時間を平面が重なった立体構造で捉えれば、この問題は解決します。
災害がやってくる未来を選択するのか、
災害のない未来を選択するのか。
それらはすべて、自分の選択次第だということです。
積み重ねた紙の下の方には、戦争や混乱、災害や困難が続く未来が描かれています。
積み重ねた上の方の紙には、人類が様々な困難を克服し、素晴らしい世界を築くというストーリーが描かれています。
下の紙の人生を送るか、
上の方の紙にシフトアップするかは、すべていまこの瞬間の自分次第だということです。
時間の平野は、いわば過去から未来までのすべてを記したアカシックレコードのようなものですが、そのA4用紙が、何百万枚と重なっている様子を想像してみてください。
低い次元の、まるで地獄のような時間の平野もあれば、高次元の幸せにあふれた時間の平野もあるのです。
そして、その積み重なった時間の平野は、精進努力によって、より高い時間の平野に移動することができるし、逆に、良くない状況の時間の平野に落ちることもあるわけです。
これが、マルチバースです。
時間の平野は、移動できます。
ですから、
これから戦争が起こり、日本が滅ぶどころか、人類が絶滅するという未来もあるし、
人々の努力によって戦争が回避され、日本が世界の主になって、民衆こそが「たから」とされる輝く未来もまた、実在しているわけです。
そして自分がどの未来を選択するかは、いま、この瞬間に、自分がどのような生き方を選び、どのような努力をするかによって決まります。
つまり、未来は「やってくるもの」なのです。
どのような未来を迎えるかは、自分次第です。
言霊ともいいます。
不幸な未来ばかりを口にしていれば、ほんとうにそのような未来がやってきます。
幸せな未来を口にし、輝く未来に向かって建設を行い続けるならば、ほんとうに輝く未来がやってきます。
だから昔の人は、未来を「未だ来たらず」と言いました。
まだ来ていないのだから、どの次元の未来に行くかは我々自身の選択であると教えてくれているのです。
これが日本の知恵です。
どの未来に向かうかは、自分次第です。
日本をかっこよく!
お読みいただき、ありがとうございました。
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