日本語と世界の言語の不思議な歴史



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8月14日(日)に靖国神社でみなさまとご一緒に昇殿参拝を行います。
事前申込は特に必要ありません。
是非、ご一緒に英霊に感謝を捧げ、護国への決意を新たにしていきたいと思います。
詳しい内容は↓コチラ↓
https://nezu3344.com/blog-entry-5295.html

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初期の言語は無声化音がなく、それが長い歳月と地域差の中で、次第にそれぞれの地域や民族に合った形となることで、世界の言語がバラバラになっていったとするならば、元々の言語はどこにあったのか、ということが議論になります。そしてそれはもしかすると、古代の知恵をそのまま残す日本語の中に、人類の始祖からの言語の形態が、もしかするとまるごと温存されているのかもしれません。

20220724 ヒエログリフ
画像出所=https://wired.jp/2020/09/18/google-egyptian-hieroglyphics/
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画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

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 有名なシンガーソングライターの谷村新司さんの曲は世界中の言語に翻訳されて歌われています。
その関係から世界中の音楽祭等に招かれて、そこで現地の人の言葉で歌われる「昴(すばる)」や、「群青」、「いい日旅立ち」などを聴き、またご自身でも歌われるのだそうです。
こうした経験を経て、氏が「あらためて日本語の美しさを感じた」と述べられたことがあります。

 実は日本語は、とても美しい言語です。
美しいだけでなく、世界中の言語と互換性を持つ包容力があり、世界中の言語や文化を日本語の中に取り入れることができます。

 このことについてこれまでは、「日本列島はユーラシア大陸の東の果てに有る。文明は西から東へと流れ、海を渡って日本にやってくる。けれどその先はもはや太平洋である。それ以上先へ進むことができないから、気がつけばなんとなくこの日本列島で人々が同化し、日本人を形成していった」といった具合に説明されていました。
あるいはもうすこし過激なものになると、「日本列島にはそもそも文化も言語も存在せず、野生の猿同然の暮らししかなかったところへ、チャイナからコリアを経由して文明がもたらされ、日本文化は、チャイナ・コリアの模倣文化として形成されたのだ」などといった説もあります。多くの教科書は、後者の説をとっているようです。

 けれど、少し考えたら誰にでもわかることですが、古代において我が国で数多く作られた古墳はチャイナに存在しません。日本の古墳は2世紀から形成されますが、コリアの古墳4世紀のものです。
 チャイナに高度な文明が花咲いたといいますが、世界最古の土器や漆器は、日本で見つかっています。
日本文明は、およそ3万8千年前からずっと継続していて、時代ごとの変遷を現代までたどることができますが、コリア半島には、いまから1万2千年前から7千年前まで人が住んだ痕跡を示す遺跡がありません。

 日本は3千年前から鉄器を用いていますが、日本で作られた鉄器は、鍬や鎌などの農機具ばかりです。ところがこれが大陸に渡ると、武器として使用されるようになりました。
 人々が生きるための生活道具が、人を殺す武器になる。これは民族性といえることかもしれません。
 ちなみに武器と凶器は異なります。最初から人を殺傷する目的で作られるのが武器、他の生活用品として用いられているものが、たまたま殺人に用いられると、これを凶器と呼びます。

 そしてこのあたりが、西洋やチャイナの歴史観と、日本の歴史を考えるときの、実は大きな違いになります。
 このことは西洋がわかりやすのですが、西洋の科学技術は、基本、軍事力の強化のために開発され、発展したものといわれています。(もちろんそうでないものもありますけれど、全体に、その傾向があるという話です。)このことは東洋史も同じで、技術は、農機具や人々の生活用品の工夫や開発が主軸ではありません。すべて軍事技術が基になっています。

 ところが日本では、軍事技術よりも、人々の民生品として技術が発達しています。たとえば鉄器は、もちろん刀剣にもなっていますが、それはずっと後の時代の話。もともとは鋤や鍬、鍋や釜などに用いるために開発されました。その伝統を引き継ぐものに南部鉄器や、精巧な大工道具があります。

 こうした文化的伝統は、実はいまも続いていて、世界最先端の半導体を、海外の大国諸国は、ことごとくこれを軍事に用いますが、日本では、NASAより進んだ超最先端の半導体が、プレステなどのゲーム機に使われ、人々の楽しみに貢献しています。
 こうした文化の違いは、言葉そのものにも現れています。

 西洋においても、中世までは言葉や文字はそのまま魔力を持つものとされ、魔法は呪文で行われるし、文字も、もともとは呪術道具として用いられてきました。このため文字や言葉を操る者は、そのまま魔術師や魔法使いと呼ばれ、そこから魔女狩りなどというものも派手に行われています。同じことは東洋にもあり、方士(ほうし)と呼ばれる人たちは、仙術を用いて敵を籠絡するものとされてきました。
 ところが日本では、西洋や東洋がまだ中世社会であった千年前に、紫式部のような女流文筆家が登場し、さらに8世紀に成立した万葉集では、一般庶民のおじさんやおばさん、娘さんや息子さんたちが、歌を詠み、それを文字にしたりしています。そしてそれらは、人々の楽しみや、よりよく生きるための学びとして用いられてきました。

 シェパートといえば、警察犬としての活躍が有名ですが、あるブリーダーさんによると、米国で生まれたシェパードで、訓練士の言うことをまったく聞かず、とにかく性格が悪くて乱暴者のシェパードが、いらない犬だからということで、日本に送られて来るのだそうです。
 ところがそんなシェパードが、日本で暮らして半年も経つと、どの子も実にあたたかで思いやりがあり、訓練士の言うことをよく聞く良犬になってしまうのだそうです。そのブリーダーさんは、「これはおそらく日本語が持つ特殊性にあるのではないか」と述べておいでになりました。

 日本語は、世界的に孤立した特殊な言語なのだという説があります。日本語は撞着語といって、名詞や動詞を「てにをは」でつなぐ言語であり、また語順も「SOV型」で特殊な言語だと言われます。Sは(主語)、 Vが(動詞)、 Oが(目的語)ですが、この語順が英語は「SVO型」、日本語は「SOV型」であり、世界の中で孤立した言語だというのです。

 まず言語の発達を考えてみます。
 はじめに猿人から進化したばかりの人類の初期の頃の言語は、「あ〜」とか「う〜」とかいった母音だけの原始的なものであったであろうと考えられています。
上を向いて青い広大な空を見上げて声を発すれば、自然に「あ」の音が声に出まし、誰かに声をかけようとすれば、自然と話しかけようとすれば、「なあ、なあ」という声が出ます。
これらは人類の喉の構造から、自然にそうなってしまいます。

そこから日本語ですと、「あ」は広大な天であり、その広大な天の中に生きる自分という意味で、古語の一人称が「吾(あ)」となります。
また人に話しかけるときの「なあ、なあ」が転じて、二人称が「汝(な)」となりました。
自分が「あ」、相手が「な」で、「あ」と「な」がようやく出会うと「ふ〜」とため息が出て、そこから誰かと誰かの出会いが「あ」が「ふ〜」で、「あふ」となります。
こうして単語が生まれ、単語がさらに組み合わさって、複雑な言語が形成されていきます。

 そうすると、最初に誕生した単語の多くは、名詞や動詞であり、それらをつなぎ合わせることで、言語が形成されていったと考えられます。つまり人類の始祖の言語は、撞着語であった可能性が高いといえるのです。そしてこのことは、西洋における最古の文明といわれる古代シュメール文明の言葉が、日本語と同じ撞着語であったことによって証明されています。

 ところが言語というものは、長い歳月の間に省略化という現象が起きるものです。最近の日本語でも、たとえば「教(おそ)わった」という言葉は、いつの間にか短縮されて「おさった」に変わったりしています。

ローマ字で書くと
 OSOWATTA(おそわった)
 OS ATTA(おさった)
で、ここでは「OW」が省かれています。

 またあるいは、アニメや漫画がお好きな方なら、「ふざけんな!」という言葉が、「ざけんな」となったり、軍隊の号令の「撃て〜!」が省略されて「て〜!」となったりすることは、皆様御存知の通りです。これらを総称して言語の「無声化」と言います。母音が無声子音に挟まれたり文末に来たりすると、声帯の振動がなくなって、母音が聞こえなくなる現象が起こるのですが、そうすると、徐々に無声部分が言語から省かれて、異なる言葉になっていく、というわけです。
たとえば「洋服(ようふく)」は、「ふ」が無声化して、「よう〜く」のように聞こえます。わかりやすいのが文末で、「〜です」、「〜ます」の「す」も無声化して「です(DESU)」が「DES」へと変化します。方言でも、「わかりました。そのようにいたします」が、「わかりゃた。そのようしまっ」なんて変化するわけです。これらは無声化したものが、ついには省略されてしまっているわけです。

 つまり言語の発生、単語の生成と、言語化による無声化現象を考えてみると、もしかすると撞着語の方が歴史が古いのかもしれないという仮説が成り立ちます。実際、諸国の言語は、「Know」のように先頭の子音が無声化したり、末尾の母音が省略されて単語の末尾が子音で終わるものがたくさんあります。無声化したもの、つまり聞こえない音が言語になることはありませんから、それらはもともとは、しっかりと全部が発声されていたのに、長い歳月と、地域の移動によって、次第に無声化したものが定着して、別な言語になってしまったと考えられるわけです。

 実は語順も同じで、文法上は、たとえば日本語では「私は(S)、東京に(O)、行きます(V)」のように「SOV型」で書かれますけれど、日常会話では、「行くぜ(V)、東京に(O)、俺(S)」のように「VOS型」になることもあれば、「行くぜ(V)、俺(S)、東京(O)」のような「VSO型」にもなり、「俺(S)、行くぜ(V)、東京(O)」のような「SVO型」になることもあるわけです。
 英語においても、文法的には「I am going to Tokyo.」ですが、実際の会話では「Go to Tokyo,I」となったり、「Go I Tokyo」になったりもします。

 要するに話し言葉であれば、身振り手振りも加わりますので、どの国の言語でも、語順はかなり適当であるわけです。
 また、軍事を中心とする言語であれば、「いつ」は非情に重要な事柄になります。ですから言語内に時制が入るのは、これは必要から生まれます。一方日本は平和ですから、言語に時制を求めません。そうした社会的背景もまた、言語に影響を与えていくわけです。

 要するに、初期の言語は無声化音がなく、それが長い歳月と地域差の中で、次第にそれぞれの地域や民族に合った形となることで、世界の言語がバラバラになっていったとするならば、元々の言語はどこにあったのか、ということが議論になります。そしてそれはもしかすると、古代の知恵をそのまま残す日本語の中に、人類の始祖からの言語の形態が、もしかするとまるごと温存されているのかもしれません。

 さらにいうと文字についても、日本の神代文字は、世界中の古代文字(ヒエログリフ)と共通であったりします。筆者には読めませんが、神代文字をご専門に研究されている方は、世界中の古代文字で書かれた文がちゃんと解読できるのだとか。

 タイムマシンでもない限り、実際はどうであったのかはわからないことですが、7300年前のアカホヤの大噴火のときに、日本列島から多くの人々が世界各国へと流れ出したこと、ちょうどそれと時を同じくしてシュメール文明が起こり、またチャイナにおいては長江文明が起きていることなどを考えますと、これまたもしかすると日本は、世界の文明の基礎を築いた国であった、といえるのかもしれません。

 ちなみに何万年も前や、アカホヤが噴火したときの7300年前のことは、タイムマシンでもない限り、誰も行くことができないのですから、これらはあくまで考古学的証拠やDNAの解析等から、文化の流れを論理的な整合性があるように推理していくほかないわけです。従って現時点では「こうなのだ!」と決めつけるのではなく、あくまで仮説として事実に基づいて過去に起きたことを論理的に考え、再現していくしかないわけです。これはほとんど犯罪の科学捜査に似ていることということもできます。

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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

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