未来を担う



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新刊のお知らせ
『奇蹟の日本史』
ねずさんが描く庶民をこんなに幸せにした日本というシステム

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近日発売(現在予約受付中)の新著『奇蹟の日本史』から、「あとがき」をお届けしたいと思います。
この本は、日本がまさに神のなせる奇蹟を実現してきた世界最古の国であるということを、さまざまな切り口でわかりやすく述べた本です。一家に一冊あるだけで、もしこの本を学生のお子様やお孫さんが手にとったとき、きっとその子に日本人としての誇りを目覚めさせ、一段と大きく、たくましく、その精神を成長させるきっかけになる本です。

20220920 奇蹟の日本史
画像出所=https://good-books.co.jp/books/2967/
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画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
小名木善行です。

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『奇蹟の日本史』

あとがき 未来を担う


GHQの「せい」にする。
戦後左翼の「せい」にする。
政治の「せい」にする。
国際金融資本の「せい」にする。
ディープステイトの「せい」にする、等々、近年、現状を何者かの「せい」にすることが流行しています。
誰かの「せい」にしてしまえば、自分は被害者でいられる。
不思議なことに、被害者でいることで、安心を得ているかのようです。

まず、冷静に考えていただきたいのですが、自分の給料が安いことや、なかなか出世できないことなどは、会社の「せい」だったのでしょうか。
自分に彼女ができないのは、誰かの「せい」でしょうか。
いま起きている様々な事象について、「なぜそうなったのか」を考えることは、とても大切なことです。
けれど、「だから仕方がない」とあきらめるのは、日本的ではありません。

我々は「いま」をしか生きることができないのだから、「いま」できる精一杯の誠実を尽くすことで、より良い未来へとシフトしようと考えてきたのが日本人です。そして実は、こうした日本人の古くからの思考は、立体的です。

どういうことかというと、川が上流から下流へと流れるように、時間は未来から過去へと流れます。
だから「未だ来ず」と「過ぎて去る」です。
それは、「いま」によって、流れてくる未来が変わる、ということです。
船で昇れない激流を選ぶのか、大河のようなおだやかな川を選ぶのかは、自分次第だという思考です。

給料が安い、出世できないという過去があった。
だからといって将来をあきらめたら、それで終わりです。
将来は「将(まさ)に来る」ものなのです。
だから心を入れ替えて努力する。
そうすることによって、給料があがるように、出世できるように努力する。
繰り返しますが、あきらめたら終わりです。

あるいはこれまで彼女ができなかった。
だから女性に惚れられる男になろうと決意した。
その人には、きっと素晴らしい彼女が、未来にきっと待っていてくれることでしょう。

GHQや戦後左翼や政治や国際金融やディープステイトと呼ばれる者が、何をやってきたのかを知ることは大切です。
けれど、そこで必要なことは、事実を知る、学ぶということであって、被害者になることではありません。

なるほど、GHQが、日本を占領統治するために、様々な国際法上の違法を繰り返していたことは事実です。
日本的思考の解体のために、彼らが様々な事柄を、強い意思と決断と実行力をもって推進してきたことも、事実です。

けれど同時に彼らが、食材の不足した日本に大量の小麦や芋を持ち込んでくれたことで、当時の日本人が食いつなぐことができたのも、また事実です。
もしそれがなければ、当時の人口8千万人のうち、食糧不足によって2千万人くらいが餓死したかもしれません。
そうであれば、いま生きている日本人の4人にひとりは生まれていなかったことになります。
私たちの命は、GHQからいただいたともいえるのです。

日本がいまでも占領下にあるという人もいます。
筆者もそう思います。
日本に自主権がなく、結果平成以来30年の不況が続き、所得も上がらず、気がつけばあの貧乏だったチャイナにさえ個人所得が及ばなくなっている。
それが事実です。

そこまでわかって、そこで被害者になるのでしょうか。
被害者になって愚痴を云うだけで終わるのでしょうか。
それでは未来の子たちにとって、なんとも無責任極まりないのではないでしょうか。

このままではいけないと思うなら、そうでない未来を築くのは、いまを生きている私たちの役割です。
私たち一人ひとりが、歴史の当事者なのです。
「そんなことを言ったって、個人の力なんて知れている」と考えるのも、違うと思います。
なぜなら、いつの時代にあっても、時代を動かし、時代を変えるのは、その個人の力です。

決してあきらめない。
どこまでも戦う、いつまでも戦い続ける。
死んでも魂魄となって戦う。
七度生まれ変わって戦い続ける。
それが日本人です。

そしてそれが、いまを生きる日本人の、未来への責任です。

 透き通った青空の日に  小名木善行

*****

と、あとがきは以上なのですが、最近思うことがあります。
よく、神々からの警告といったような内容の動画がyoutubeにアップされます。
それは日本のものだけではなくて、海外のスピリチュアル系のサイトに、多く存在します。
西洋では、ギリシャ神話にせよ、旧約聖書にせよ、神々は人類(西洋人種)とは別な存在であって、近年ではそうした神は「宇宙からやってきた」といったような解釈がなされているものが多いと言えます。

そしてその神々は、たとえば鉄器などについても、すべて人々の生活をよりよくするための道具として、彼らにもたらした。
ところが、人類(西洋人)たちは、それを戦いの道具、自分だけの贅沢のための武器にしてしまった。
神々は怒り、また人類文明(西洋文明)を滅ぼすのかもしれない。
だから、目覚めるのは今だ、というわけです。

けれど、もしかすると、それは西洋人たちにとって、「海の向こうからやってきた高度な文明を持った人々」であったのかもしれない。
その海の向こうからやってきた人々は、さまざまな文明の恩恵を彼らにもたらした。
けれど彼らは、そうした文明の恩恵を、すべて武器に変えてしまったということかもしれないわけです。

こうしたなかにあって、近年我が国では、3000年前の鉄器が発見されたり、青銅器も8000年前にはすでに用いられていたといった研究がなされるようになりました。
ということは、もしかすると、西洋(西洋だけでなくチャイナなどの東洋も同じですが)に文明の利器をもたらしたのは、日本人であったのかもしれないといえるわけです。

縄文時代の日本人は、鉄器も青銅器も、あくまで生活道具として用いていました。
それを武器にするといった文化そのものが存在していませんでした。
そして縄文人というのは、実は、葦船に乗った海洋民族であったということも、近年の研究で明らかになっています。
その葦船は、多数の人間を乗せることができるような、かなりの大型船舶でもあったということも、わかってきました。
縄文人たちは、そんな葦船に乗って、実は世界中を旅していた。

そんな彼らが、世界に鉄器や青銅器をもたらす。
それはあくまで生活をより豊かにするための道具として渡したものでした。
けれど彼らは、それを人を殺める道具にしてしまった。

もしかすると、そんな歴史が、実は真実であったのかもしれません。

これは近年でも同じです。
日本でファミコンが生まれ、スーパーマリオブラザーズが生まれました。
日本人は、それらをあくまで人々のお楽しみのために用いていました。
けれど、そうしたコンピューターゲームが世界に渡ると、世界ではそれを軍事シュミレーションとして用いるようになってしまいました。

これはいまでも続いていて、世界最先端の情報処理コンピューターは、米のペンタゴンにあるのではなく、日本の一般家庭にあるプレイステーションに装着されています。
日本人には、戦って相手を屈服させて自分が贅沢をする、という文化がありません。
日本人はどこまでも平和を愛する民なのです。

そしてそうした文化は、いま、世界中の庶民が求める文化になってきています。
世界を良い方向にリードできるのは、日本人です。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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