白木屋火災事件



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インターネットが開発されたのは1990年代ですが、これが急速に普及するようになったのが2000年代になってから、スマートフォンの普及が2010年代のことです。
2020年代になると動画による情報拡散が主流になり、さらに567の影響で在宅機会が増えることで、動画媒体が急速に生活の一部に取り入れられるようになりました。
世代交代は、おおむね25年といわれますが、2025年以降は、そうした新世代の若者たちが社会の主役に躍り出ます。
時代は確実に変わるのです。

白木屋百貨店の火災の様子
20211216 白木屋
画像出所=https://urbanlife.tokyo/post/43940/
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



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小名木善行です。

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12月16日は、昭和7年(1932年)に、東京日本橋の白木屋(しろきや)の火災があった日です。
午前9時過ぎに4階の玩具売場から出火して、地上8階の建物の4階から8階までが全焼。
鎮火したのは、午後12時過ぎになってからのことでした。
そしてこの火災が、我が国における高層建築物火災の最初の事例です。

出火原因は、クリスマスツリーの飾り付けの豆電球を交換しようとした際に、電線がソケットに触れてスパークして火花が散り、これがクリスマスツリーに着火して、近くにあったセルロイド製のおもちゃに燃え移り、またたく間に大火災となったというものです。

消防署がポンプ車29台、ハシゴ車3台を出動させて鎮火にあたったけれど、当時のはしご車は低層階用です。
ポンプ車の送水圧力も足らなくて、放水が5階までしかとどかない。
結果、鎮火困難となり、被害が拡大しました。
この火災による死者は14人、負傷者67人でした。

白木屋百貨店の火災といえば、この火災がきっかけとなって、女性がパンツ(当時はズロースと呼ばれた)を穿く習慣が我が国に根付いたという話がよく出ます。
内容は、当時の服装の主流が和服で、和装にはパンツの習慣がなかったため、ビルの高層階から飛び降りようとする際に下腹部が野次馬の前に露出されることを防ごうとして、煙に巻かれて死んだというものです。

ところがこの情報、実は朝日新聞の捏造でした。
実際には高層階からの飛び降りで80名以上が助かっています。
他方、低層階の窓にいた和装の女性店員が、ビルの窓から救助される際に野次馬に見られていることに気が付いて裾の乱れを直そうとして地上に転落して負傷したというケースが1件ありました。
実は朝日のこの記事は、この二つの別々の事実を勝手に結びつけて、話をでっちあげたものであったのです。

捏造であっても朝日新聞の影響力は大きく、なにしろインテリは朝日を読むというのが半ば常識の時代です。
他の新聞社も朝日の記事に追従し、結果、いつの間にか「白木屋=女性のパンツ」という話にされてしまいました。

そしてこの朝日新聞の捏造から、なにやら白木屋火災といえば、日本女性がパンツを穿くようになった事始めのように言われるようになりました。
けれども実は女性がパンツを穿くようになったのは、白木屋火災よりも10年ほど後の戦時中に、女性が戦時徴用で工場などで働くに際して洋装になる機会が増えたことによります。
洋装の場合、スカートの下に腰巻きというわけにはいきません。
結局、女性のパンツ着用は白木屋火災が原因ではなく、むしろ先の大戦中の女性の洋装化が原因となっていたのです。

情報を一部のメディアが牛耳っている・・・つまり一部のメディアしか情報の発信源となる媒体がない場合、世論はそうしたメディアが完全に牛耳ることができます。

ところが、情報媒体がネットや動画などの多岐にわたり、様々な人が情報発信ができるようになると、すべての情報が白日のもとに出てくることになります。
すると、一部メディアの意図的な情報操作が、世間で通用しなくなります。
つまり、多様な情報媒体を人々が取捨選択できるようになることで、嘘や誤魔化しや捏造がバレ、真実が見えてくるようになります。

「嘘は百回言ったら本当になる」という時代は、もはや過ぎ去りました。
いまは、
「百万遍唱えた嘘が、一片の真実によって打ち砕かれる」時代です。

そしてこのことが何を意味しているのかと言うと、
「戦後という時代の終わり」であり、
「新しい時代のはじまり」です。

もっとも、情報を意図的に操作したい人たちは、既存の既得権益を守るために、自由な情報空間そのものをも支配しようとします。
そういう人たちは、真実の情報発信をなんとかして排除しようとします。

また世の中には、オールドメディア、つまり既存の情報媒体にしか触れることができない人たちもいます。
当面はそのせめぎあいです。
こうしたせめぎあいは、新しい時代の情報空間に自由に出入りできる新しい若い人たちが社会の中心に育つことによって、つまり世代交代によって決着がついていきます。

インターネットが開発されたのは1990年代ですが、これが急速に普及するようになったのが2000年代になってから、スマートフォンの普及が2010年代のことです。
2020年代になると動画による情報拡散が主流になり、さらに567の影響で在宅機会が増えることで、動画媒体が急速に生活の一部に取り入れられるようになりました。

世代交代は、おおむね25年といわれますが、2025年以降は、そうした新世代の若者たちが社会の主役に躍り出ます。
時代は確実に変わるのです。

ちなみに近年では、この動画媒体を利用して、他人や他の政党の悪口ばかりを振りまくような人たちも現れるようになりました。
もちろん、そうした悪口を歓迎する人たちもなかにはいることでしょう。
けれど、多くの人々は、すでに真実を見抜く目を持ち始めています。

このことは実は歴史も同じです。


※この記事は2021年12月の記事のリニューアルです。
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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