x軸上の対立が、新たなy軸の分布を生むというお話



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x軸上のマイナスがなくなるわけではない。
けれど、そこに新しいy軸の世界が広がるのです。
神々の御心は、まさしく神のみぞ知るです。
けれど、自分の霊(ひ)がよろこぶ生き方をしていると、自然と眼の前が拓けてくるものです。
つまり対立軸が大きく広がったときに、新たな時代が拓けるのです。
それが調和の時代という言葉が意味するものなのではないかと思います。

20230205 正規分布
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小名木善行です。

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今日はちょっとむつかしい話をします。
昔からよく言われる言葉に、
「体斜めなら、影斜めなり」
という言葉があります。

これはとても重要な言葉です。
自分ではまっすぐに生きているつもりでも、知らず識らずのうちに曲がり、ゆがんでしまっているということは、よくあることだからです。

だから神社でお祓いをしてもらって、ゆがみを正そうとするのですが、実際には何が「ゆがみ」で、何が正しいのかなんて、神のみぞ知ることで、人にはわからないことです。
人の目線と、神々の目線は違うからです。

人に悪口を言われたり、中傷を受けたりすると、どうしても相手を恨んだり、腹を立てたり、憎しみの感情がわくものです。
わいたら、それが自分にとっての負の感情になります。
これは「ゆがみ」のように思えます。

ところが、多くの場合、悪口や中傷をしている側、つまり攻撃をしている側の行動というのは、自分自身が持つ負の感情や行動パターンが、現象として出てきていることが多いといわれています。
つまり、イジメている人たちの行動は、それは自分自身の中にある負の感情や行動が、負のエネルギーとなって現象面で出てきているものである、ということです。

ということは、イジメなどを受けて嫌な思いをしている自分は、実は、自分の中にある嫌な自分を、見せていただいている、ということなのかもしれない。
もっといえば、神々は乗り越えられない試練は与えないのですから、自分の中にある「嫌な自分」を、イジメや中傷や悪口を言っている(あるいは、ともすれば言いたくなる)自分自身を、神々が乗り越えさせようとして、この世に現象として表せられているものなのかもしれません。

つまり、イジメや中傷や悪口を言っている人たちというのは、自分にとってとても迷惑な存在ですが、それは自分自身が知らず識らずのうちに他人に行っていた自分自身の負の部分が、この世に現象となって現れてきたものだということになります。

この世はバランスですから、プラスの方向に大きく舵を切れば、それと同量のマイナスが生まれます。
差し引きしたらゼロです。
けれど、絶対ゼロというのこの世になく、微量の+や、微量のマイナスの状態があります。
その微量なゆらぎが新たな力を生みます。

つまり、大きくプラスの方向に触れれば、それだけ大きな負のエネルギーが沸き起こる。
とても嫌な思いをすることになる。
そしてそれを乗り越えるというのは、実は、新たな次元を開拓するということを意味すると考えられるのです。

プラス10と、マイナス10は、ともにX軸上にあります。
プラスから見たら、マイナスは許せないことですし、マイナスから見ても、それは同じことです。
この両者は永遠に交わることがない。
直線上の正負なのですから、当然です。

ところが、大きくプラスに、大きくマイナスに広がったとき、その答えはY軸上に現れます。
新しい分布が、x軸と交わるy軸上に生まれるのです。
これが新しい力になります。

多くの人は、VS(バーサス=対立)で物事を1次元的に捉えようとします。
そこでは必ず対立が生まれます。
x軸上のプラス10にとって、同じくx軸上にあるマイナス10は、邪魔な存在でしかない。
そして両者は対立し、永遠に交わることがありません。

けれど、そこにy軸が現れ、そこにx=ゼロを最も大きなエネルギーとする分布が現れる。
つまり新たなエネルギーが誕生します。
そしてそれはもしかすると、新たなz軸上も生んでいるかもしれないし、さらに4次元のt軸上にも強い影響を与えているのかもしれない。

これが調和です。

x軸だけでは、y軸は現れない、つまりそこに調和はないのです。
調和はy軸上に現れるのです。

神々の目線は、常にそうしたより深いところに根ざしているのではないかと思います。

ただ、思うに、自分は、x軸上のマイナスにはなりたくない。
常にプラスの側でいたいと思います(笑)

結局の所、他人様がどうのこうのではないのです。
自分の中には負の感情もある。
けれど必死でプラスの方向に生きようとするとき、自分自身の中にある負の感情を、引き受けてくれる誰かが必ず現れるのです。これは不思議なことです。
これに対立(VS)しているだけでは、x軸から永遠に出ることができません。
けれど、負に敗けずくじけず、一生懸命正の値を伸ばしていくと、いつの間にか、y軸が現れるのです。
そして、トップの図のような分布が現れ、調和が生まれます。
これが、新しい自分であり、新しい世界です。

x軸上のマイナスがなくなるわけではない。
けれど、そこに新しいy軸の世界が広がるのです。
神々の御心は、まさしく神のみぞ知るです。

けれど、自分の霊(ひ)がよろこぶ生き方をしていると、自然と眼の前が拓けてくるものです。
つまり対立軸が大きく広がったときに、新たな時代が拓けるのです。
それが調和の時代という言葉が意味するものなのではないかと思います。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

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