■□■━━━━━━━━━━━━━■□■3月の
倭塾は、3月26日(日)13時半から開催です。
場所は今回から
富岡八幡宮の婚儀殿です。
テーマは「日本精神を築いた十七条憲法」です。
参加自由で、どなたでもご参加いただくことができます。
皆様のふるってのご参加をお待ちしています。
https://www.facebook.com/events/458686826358362■□■━━━━━━━━━━━━━■□■日本はもともと、民衆のだれもが豊かに安全に安心して暮らせることを国是としてきた歴史を持ちます。 この点について、近年では、そのようにちゃんと学校で教えられることはなく、むしろ日本の歴史を、対立と闘争と恨みや憎しみの連鎖の歴史に、故意に書き換えられているため、いまでは多くの日本人が、 「政治は本来、国民の誰もが豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくためのものであり、 日本の歴史は、まさにこれを実現しようとしてきた歴史である」 という、一昔前ならあまりにもあたりまえだった視点を失ってしまっています。
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画像出所=https://www.irasutoya.com/2015/09/blog-post_38.html
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日本をかっこよく!!!最新刊!! 米国に「ネオコン」と呼ばれる政治上の思想があります。
ウクライナ問題でにわかに注目を集めることになった思想です。
「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」の略で、日本語訳が「新保守主義」です。
表面上は、その新保守主義思想(ネオコン思想)は、米国における自由と民主を堅持しようとするものであると説明されています。
ところが実際にはネオコンに参加する米国の政治家や高級官僚たちは、米国の軍事産業と密接なつながりをもち、保守どころか、まさに米国を、そして世界に混乱を招いています。
ネオコンが押す軍事産業は、紛争や対立がなければ成り立ちません。
その究極が戦争です。
産業が成り立たないということは、「儲からない」ということです。
そのために彼らは積極的に他国の対立をあおり、紛争を創り出し、戦争を起こします。
紛争や戦争が起きれば、武器や兵器が売れて儲かります。
それを米国における「新保守主義」だと言うのです。
伝統的な米国の、これは「本来の」と言って良いと思うのですが、「保守」の人たち(選挙で寅さんを応援した人たち)というのは、対立や紛争を好みません。
誰もが豊かに安全に安心して生活できることを望みます。
世界最強の軍事力を持つ米国軍を用いることがあっても、それはどこまでも正義を貫きながら紛争を回避するためのものであって、実際にドンパチ(実力行使)をすることが良いとは誰も思っていません。
つまり保守と新保守では、考え方がまったく異なっているわけです。
にもかかわらず、彼らはみずからを「革新」とは言わず、「新保守」を名乗っているわけです。
これは実に紛らわしいことです。
こうした紛らわしい政党名は、世界中に見られます。
典型が共産党です。
共産という言葉には、ともに働き、ともに産業を起こし、ともに幸せになろうという語感があります。
英語だと「コミュニズム」です。
「コミュニズム」の語源は「共同体」、もしくは「共同体のため」を意味する「ラテン語: communis」と、「状態、運動、思想」への抽象化を示す接尾語の「ism」により造られた造語です。
けれど実際には、そこでいう「共同体」とは党幹部だけの共同体であって、行われていることは党幹部だけの贅沢三昧です。
「民主」もまた、英語なら「デモクラシー」で、この語もまたラテン語で支配を意味する「デーモス」と、同じくラテン語で権力を意味する「クラトス」を組み合わせた造語で、「民衆による支配」がその本質とされています。
けれど実際に民主を党名に掲げている世界の政党の多くが実際に行っていることは、「民衆」という名の党幹部だけの贅沢な暮らしであって、民衆は単に働きアリとしてしかみなされません。
実はこのように、政党名というのは、自分たちの本来の意図を隠すための「隠れ蓑」として使われているケースが多いものです。
なぜそのようなことになるのかといえば、政治=利権だからです。
つまり政治によって、あるべき姿に横車を押して、自分たちの利権を図る。
けれど政治には民衆の投票が必要だから、衆目の目をたぶらかすための政党名が考案される。
金になりさえすれば良いとばかり、政党名をコロコロと変える政党もあります。
もういい加減にしろと言いたくなります。
いま日本にある国政政党としては、おそらく政党名と実際に行っていることが、良い意味で一致している政党はひとつだけです。
日本はもともと、民衆のだれもが豊かに安全に安心して暮らせることを国是としてきた歴史を持ちます。
この点について、近年では、そのようにちゃんと学校で教えられることはなく、むしろ日本の歴史を、対立と闘争と恨みや憎しみの連鎖の歴史に、故意に書き換えられているため、いまでは多くの日本人が、
「政治は本来、国民の誰もが豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくためのものであり、
日本の歴史は、まさにこれを実現しようとしてきた歴史である」
という、一昔前ならあまりにもあたりまえだった視点を失ってしまっています。
日本は、推古天皇の時代に聖徳太子が初の「摂政」となりました。
「摂政」というのは、「政治を摂(と)る」という意味です。
それまでの日本は天皇親政です。
つまり天皇が国家の政治の最終決断者となっていました。
決断者であるということは、権力者であるということです。
そして政治権力には、当然に責任がついてまわります。
しかし外来文化の影響で、国内にあまりにも大きな対立が生まれてしまったとき、これをあらためて統合し、しっかりとまとめあげていくためには、従来の政治体制では、いけないということになったのです。
そしてそのために、
天皇は、国家の最高権威となり、
政治権力の頂点は、天皇の部下である「摂政」がこれを担うとされるようになりました。
摂政は、その後、太政大臣と名前を変えたり、あるいは武家の時代になると将軍となり、明治以降は総理大臣となり、現代に至っています。
そして天皇の最大の役割は、国家最高権威として領土領民を「おほみたから」とすること。
こうすることで、政治責任者は、自分たちの上司である天皇の「おほみたから」が、常に豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことが最大の仕事となったのです。
推古天皇や聖徳太子の時代から、すでに1400年が経過しています。
こうした権威と権力を分離するという日本が生んだ独自の文化は、戦後(というより平成以降)、かなり失われようとしています。
ChatGPTという公開AIががあります。
そのAIに、
「国家政治権力者よりも上位に、国家最高権威者を置き、国家最高権威者によって国民を最大の宝物とたとき、政治的にはどのような影響が考えられますか?」
と質問してみました。
以下がその答えです。
***
国家最高権威者が国民を最大の宝物と考えることが政治的にどのような影響を与えるかは、その国の政治体制や文化、歴史的背景などによって異なります。
一般的に、国家最高権威者が国民を重視することは、以下のような影響をもたらす可能性があります。
1 国民の利益が政策の最優先事項になる
国家最高権威者が国民を最大の宝物と位置づけることで、政府の政策決定において、国民の利益が最優先事項となる可能性があります。
これにより、政府の政策や行動が国民の幸福と繁栄に直結するようになり、国民の信頼を得ることができます。
2 政治的安定が促進される
国民を最大の宝物とすることは、国民に対する配慮が強まることを意味します。
政治的には、国民が政府に対して信頼を持つことで、政治的な安定が促進される可能性があります。
政府の政策が国民の利益に沿っていると認識されることで、政府に対する支持が高まり、社会的な不安定要因が減少する可能性があります。
3 政府のレベルが上がる
国民を最大の宝物と考える国家最高権威者は、政治家や政府の職員にも同様の配慮を求める傾向があります。
そのため、政府のメンバーや公務員が国民の利益を最優先事項とすることで、政府のレベルが向上する可能性があります。
4 国際的な信頼性が高まる
国民を最大の宝物と考えることは、国内のみならず国際社会においても重要な価値観です。政府が国民を最優先事項とすることで、国際社会においても信頼性が高まり、国際的な協力関係や外交交渉において有利に働く可能性があります。
以上のように、国家最高権威者が国民を最大の宝物と考えることは、政治的に多くの良い影響をもたらす。
***
日本を取り戻すこと。
それは、日本の本来の体制を取り戻すことです。
日本をまもろう!お読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
鹿島田 忠史
3月13日(月)の天皇制に関する記事は非常に興味深いものでした。
ねずさん個人の見解ではなく、広く情報を集めて的確な答えをだす(はず)と思われているchatGPTに天皇制の意義を聞いておられたからです。
結果は素晴らしいもので、やはり天皇制を持つ日本に生まれてよかった!と再確認させられました。
こうしたユニークな記事を配信しているねずさんに感謝の念で一杯です。
これからも多くの人の目を覚まさせてください。
2023/03/13 URL 編集