時代は変わる



「力」とは、「ヒト、モノ、カネ」の三要素によって形成されます。
「ヒト」とは人材です。
「カネ」は、資金力です。
「モノ」とは、一般には武器とされますが、もうひとつの側面が、国民生活に不可欠な資源エネルギーです。現在の日本は(世界も同じですが)、その資源エネルギーの根幹が石油です。その石油を日本は、米国に依存しています。
戦後の日本が、米国ポチになっていたのは、なにもGHQのせいばかりではありません。産業に必要な石油資源を米国に依存せざるを得なかったことが、依存の理由です。
つまり「モノ」とは、実は「資源エネルギー」のことを指します。
ということは、人材と資金と資源エネルギーが手に入ったとき、日本は大きく動くことになります。このとき、日本があらためて天皇の知らす国を実現することにより、日本は、はじめて真の独立国となりえます。
ここに日本が変わるチャンスがあります。
時代は変わるのです。

20190710 シラスとウシハク



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日本をかっこよく!

日本とはどのような国であるか。
その答えは
「日本は天皇の知らす国である」
という以外にありません。

「知らす」の意味がわかりにくければ、「日本は天皇を国家最高権威と仰ぎ、その天皇のもとに臣民が『おほみたから』とされる国である」と置き換えても良いです。
これこそが日本の古来からの形です。

世界中どの国においても、あるいは世界の歴史上登場するいずれの国においても、国家最高の存在は、常に国家最高権力者です。
これは現代においても同じです。
「そんなことはない。大統領は選挙で選ばれる」と仰られる方がおいでかもしれませんが、選挙によって選ばれた後、つまり任期中は間違いなく国家最高権力者です。

国家最高権力者であれば、反対派を粛清、殲滅、抹殺することができます。
なぜなら、そうすることができるのが権力だからです。
いまの日本を見て、「そんなことはない。総理はいつも野党やマスコミに叩かれているではないか」と思う人がいるかもしれません。
それは事実誤認というより、意図的に導かれた錯覚です。
なぜなら日本における総理は、他国の大統領や国王や書記長などと異なり、単に行政府の長にすぎないからです。

我が国において総理が戒厳令を敷けば、そのときには内閣総理大臣がはじめて国家最高権力者といえる存在になります。
それを、実際上は最高権力者ではないのに、これをあたかも最高権力者であるかのように偽装するのは、単に野党の党利党略で、あたかも総理が国家最高権力者であるかのように偽装して、その総理を叩くことで自分たちの存在感を示そうとしているにすぎません。
その意味では、現在の野党による総理追求は、無責任な者が、無責任にパフォーマンスを繰り広げているにすぎません。
国政における各種審議会が、もりそばが良いかかけうどんが良いかなどと愚にもつかないまるで小学生の児戯になってしまっている理由は、まさに無責任なパフォーマンスが日々展開されているにすぎないのです。

権力は、責任とセットです。
けれど、国家最高の存在が、国家最高権力者ならば、その国家最高権力者が責任を取ることはありません。
なぜなら責任追及してくる者があれば、その者を粛清できるのが、国家最高権力者が持つ権力の実体だからです。
早い話、よその国に核爆弾を2発も投下して、何十万者人々を殺しても、その決断をした国家最高権力者を裁く人はいません。
なぜなら国家最高権力者は、責任を負わないからです。

ということは国家最高権力者は、同時に国家最高無責任者であるということです。
企業における最高権力者は、代表取締役社長です。
その社長が、自社について一切の責任を負わないのであれば、その会社は当然つぶれます。
世界の歴史に強大な国家が度々登場していながら、それらの国家が300年を待たずして崩壊してきたのは、まさにそこに理由があります。
なぜなら、無責任者が権力を振りかざすことほど、恐ろしいことはないからです。

では、国家最高権力者に責任を負わせるためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
答えは、国家最高権力者よりも上位に国家最高権威を置くことです。

国家最高権威は、権威ですから、権力は持ちません。
代わりに国家最高権威は、国民を「おほみたから」と規定します。
国家最高権力者は、国家最高権威の部下ですから、その職務は国家最高権威の「おほみたから」が、豊かに安全に安心して暮らすことができるように責任を持つことが使命となります。
これが7世紀に造られた、我が国の基本となる形です。

この国家最高権威は「人」でなければなりません。
「神」や「天帝」など、見えない存在を、国家最高権力よりも上位に置いたケースは、たとえばチャイナにおける皇帝や、欧州における王権神授説などがありますが、見えない存在ならば、その権威は国家最高権力者によって代行されることになります。
それは単に国家最高権力者の地位を強化するという意味しかもちません。

ところが我が国では、国家最高権力者よりも上位に、人である天皇が国家最高権威として存在します。
そして天皇は、神々と直接お繋がりになられる存在と定義されます。
つまり国家最高権力者が神の力を代行するのではなく、それよりも上位におわす天皇が神の御意思を代言される存在となっています。

その天皇について、明治以降、天皇を西欧の王や皇帝に見立てて、その御姿やお声(これを玉音といいます)を、国民のまえに晒すということが行われるようになりました。
これは本来は、してはいけないことです。
江戸時代まで、天皇は天子様と呼ばれ、天皇のお姿は御簾の向こうに隠れて天皇よりも位の低い人は、誰もその雄姿を見れないようになっていました。
また、ご皇室の方々のことは、そのお名前さえも口にすることは、はばかれるご存在とされていました。

権力者の姿は見ることができます。
けれど国家最高権威のお姿は、実際にそこにご存在されているのに、見ることができないとされていたのです。
これは非常に大切なことです。

これを古い日本語で「しらす」と言います。
「しらす」は、「知らす、治らす、統らす、道らす」など、様々な漢字を用いて表現されますが、いずれも天皇が国家最高権威として、国民を「おほみたから」とすることを意味する語です。

そして、この仕組こそが人類社会における理想の社会形態です。
なぜなら、この仕組を権力者の立場から見れば、天皇のたからたちが、豊かに安全に安心して暮らせるようにしていくことに責任を持つことが職務にしかならないからです。
国民の立場からみれば、天皇という国家最高権威の存在によって、自分たちが権力者の私物にならずに済むというメリットがあります。
つまりそれは、民衆に「権力からの自由」が与えられていることを意味します。

我々日本人が、本来の自由を手に入れるためには、いまの野党のように無責任に政府の責任追及を延々と繰り返したところで、何も変わらりません。
この状態を千年続けても、一向に国は良くなりません。

ではどうするか。
「歴史は不正と戦争でのみ動く」という人がいますが、それは不幸なことです。
国民の常識を変え、国会の意思によって、つまり国民の意志によって、国の形を変えるのです。
そうでなければ、流血騒動になります。
そして流血を経ずに国を変えることができるだけの民度を、我々日本人は、本来、持っています。
その本来の民度を取り戻す。

革命や戦争や不正は、なるほど短期間に国の形を変えることができます。
けれど流血を伴います。
だからこそ我々は、国民の常識を変え、国民の意志によって国の形を変えようとしています。

変えるのは「力」です。
そして「力」とは、「ヒト、モノ、カネ」の三要素によって形成されます。
「ヒト」とは人材です。
「カネ」は、資金力です。
そして「モノ」とは、国家を変えようとする場合、一般には武器とされます。
しかし我々日本人は武力革命を望みません。

そうであれば、天皇を国家最高権威とし、民衆を「大御宝」とする日本にもともとあった国柄を、あらためて常識化する。このことはそのまま人材の育成を意味します。
そうした人材が、国政や地方自治体で多数与党を形成するようになり、これに資金力が伴えば、日本は間違いなく変わります。

そして「モノ」の持つもうひとつの側面が、国民生活に不可欠な資源エネルギーです。
現在の日本は(世界も同じですが)、その資源エネルギーの根幹が石油です。
その石油を日本は、米国に依存しています。
戦後の日本が、米国ポチになっていたのは、なにもGHQのせいばかりではありません。
産業に必要な石油資源を米国に依存せざるを得なかったことが、依存の理由です。

つまり「モノ」とは、実は「資源エネルギー」のことを指します。

ということは、人材と資金と資源エネルギーが手に入ったとき、日本は大きく動くことになります。このとき、日本があらためて天皇の知らす国を実現することにより、日本は、はじめて真の独立国となりえます。

ここに日本が変わるチャンスがあります。

時代は変わるのです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
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昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

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